« 高雄「哈瑪星台灣鐵道館」がめっちゃ楽しい! | Main | 本を売る〜その1 »

高雄の図書館がヤバい!

0619library1今回の高雄では普通の観光スポットではないところにも行ったのだが、その中でも高雄市立圖書館總館がすごかった。
旅先で書店や古本屋を見るといつもつつーっと入ってしまうのだけど、そういえば図書館にはあまり行ったことはなかったなぁ。
なので、わくわくしながら現地に向かった。

0619library2高雄市立圖書館總館は高雄のランドマーク高雄85大樓(高雄85ビル)やデパートやショップが並ぶ三多商圏に近く、港もすぐそばで新しい路面電車高雄輕軌(ライトレール)が走っているのも見える。
2015年1月1日に正式にオープンした地上8階、地下一階の建物自体は普通のビルだけど、一階は4本の大きな柱と「翰林茶館」というティールームだけで真ん中は何もない。広場である。
この4本のふっとい柱は、エレベーター、水回りがタテ方向に収まっているので、どのフロアーに行っても移動とトイレは迷うことがないような設計。な〜るほど。

0619library3柱のひとつに自動返本仕分け機が設置されていて、返却ボックスに入れた本のバーコードを読み取ってジャンルごとに仕訳する。仕訳された本が落ちていく箱も、本が傷つかないように中袋が布製だ。ガイドの方が次々色々な本を返却口に投入してくれるので、見ていると時間を忘れるおもしろさで、この装置すごいなぁ〜と感心する。

0619library4地下は、キッズフロアで、世界中の様々な言語の絵本や児童書がなめらかな曲線を描く書架に収められている。子供の利用者のため低い書架、よく見通せるレイアウトになっていて、椅子やテーブルのほかに、エアマットのスペースもあった。おっさんがここで寝転がっていたが、特に注意されないようだ。(^O^) 
確かに気持ちよさそう。

0619library53階~7階はジャンル分けされた書架がずらり。いわゆる図書室だ。
びっくりしたのは各フロアの真ん中が円筒状の吹き抜けになっていて、6階から8階はここにナギの木が伸びている。緑と自然光が中央にあるのは、従来の図書館とは違って開放感があるだけでなく、相乗効果によって読書に最適な空間をもたらすのだ。
この時は開催中の「高雄春天芸術節」の垂れ幕が吹き抜けに掲げられ、高雄市が芸術と文化に力を入れていることを示していた。

0619library68階は国際会議なども可能な講演室と会議室で、屋上はアウトドア・シアターとガーデンスペースがある。市民の憩いの場ではあるけれど、暑い高雄で心地よく過ごせる季節は短いかも知れない。
でも、近隣の開発中の様子や高雄港を見渡せる絶景スポットでもある。行った時は陽も高い真っ昼間だったけれど、夕暮れ時はすごくきれいなのではないかと思う。

0619library7またDVDも多数あり、ゆったりした試聴スペースではソファに座って大型モニターで『賽德克、巴萊(セデックバレ)』をみているおじさんがいた。ありがとう!続けて『KANO』も見てねと、念を送っておいた。(^O^)
3階にはカフェがあり、飲食禁止の図書館の中で、ここではコーヒーなど飲みながら借りた本を読めるのもうれしい。

0619library8そして、肝心の蔵書だが予算だけでは足りないので、企業や個人からの寄贈も受け付けている。この寄贈がとてもシステマチックになっていて、一般の人が公式サイトで図書を選び、寄贈するという新しいアイデアの活動が行われている。寄贈した人たちの名前は寄贈した本の表紙ウラに記載され、図書館内の空間の名前として使用されたりもしている。

0619library9色々な企画展示、台湾の芸術家による書籍をレンガのように積み上げたオブジェも楽しくて、図書館というよりは“本のテーマパーク”だ。
今回は20人くらいのグループでの参観だったけれど、この館内ガイドツアーは中国語、英語、日本語での予約ができるそう。
あなたの次の予定に組み入れて、ひと味違う高雄の旅はいかが?

0619library10高雄市立圖書館總館
高雄市前鎮區新光路61號
http://www.ksml.edu.tw/mainlibrary/index.aspx

★リンクは有り難いのですが、写真や記事の転載は固くお断りします。

|

« 高雄「哈瑪星台灣鐵道館」がめっちゃ楽しい! | Main | 本を売る〜その1 »