「長恨歌」舞台挨拶&ティーチイン
第18回東京国際映画祭が開幕しました。
レッドカーペットのサプライズゲストは、陳奕迅(イーソン・チャン)でしたね。
私は今日は映画中心で、レッドカーペット取材には行かなかったのですが、たまたまプレスセンターへ向かう途中で陳奕迅と遭遇。ラッキーでした。
思わずカメラ出そうかと思いましたが、なにやら撮影中だったようなので、邪魔にならないよう、さっさと通り過ぎました。(^o^)
当初「長恨歌」はティーチインだけの予定でしたが、スタッフの動きがあやしいので録音とカメラのスタンバイをしていたら、ビンゴ!関錦鵬(スタンリー・クワン)監督と鄭秀文(サミー・チェン)、胡軍 (フー・ジュン)による舞台挨拶がありました。
監督の『日本の観客には原作をほとんど知っている人がいないでしょうから、監督にとっては楽です。』をはじめ、『この作品を気に入ってもらえるとうれしいです。』というほんとに一言ずつでした。
終わってからのティーチインでは、『中国国家電影局の指導でカットになったシーンがあるということですが、どんなシーンがカットになったのか、また、この検閲をどう思うか。』という鋭い質問がありました。
監督は、『以前だったらこの原作を映画化する事自体が無理だったろうが、できるようになったことだけでもずいぶん解放されたと思う。カットされたシーンは、文化大革命の時、家の中を赤衛兵に荒らされる場面だった。まだまだ文革に関してはナーバスのようだ。指導によりカットしたが、作品全体に影響を及ぼすことはなかった。』と答えていました。
ティーチインの最中、鄭秀文がこちらのカメラに気づいて目線をくれ、ニッコリ笑ってくれたので、素敵な笑顔を撮ることができました。
胡軍 は、ずうっとサングラスをかけたまま。(^o^)
明日は、胡軍 (フー・ジュン)の単独インタビューなんですが、サングラスをとってくれるだろうか…。
レポートをお楽しみに!
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コメント
王安憶(原作者)ファンの私はこの映画の完成を心待ちにしていました。『長恨歌』は中国語オリジナルを読みましたが、長編でありなおかつ装飾的な言語でつづられた、読み進むのにかなり労力を要する小説でした。ストーリー自体はたいした味わいがなく、むしろ細かい描写が小説を彩っているという印象を強く受けたので、これが映画化されるとどうなるのか、それ以前に果たして映画化が可能なのか、とても興味があったわけです。
投稿: 我愛王安憶 | 2005/11/06 20:38