台湾金曲奨、王力宏(ワン・リーホン)が最優秀國語歌手に!
台湾のレコード大賞とも言うべき「第17回金曲奨」は、10日に台北ドームで行われ、王力宏(ワン・リーホン)が最優秀國語男性歌手賞を受賞しました。
昨年、莫文蔚(カレン・モク)の発音ミスで気まずい思いをしたリーホンですが、今年は予想通りの受賞。
受賞スピーチは2年越し。『ずうっとサポートしてくれていたスタッフに感謝しています。僕は努力を怠らなかったし、練習も続けてきた。創作部門で受賞できなかったものの、ボーカルでまた受賞できて本当にうれしい。』と語りました。
最優秀國語女性歌手賞に輝いたのは、デビューから8年、これまで3度ノミネートされ初受賞となった、シンガポール出身の蔡健雅(タニア・チュア)。ナチュラルな歌唱法と、作曲の才能が決め手となったそうです。
最優秀國語アルバム賞は陶[吉吉](デビッド・タオ)の「太平盛世」が獲得しましたが、アメリカでニューアルバム製作中の為、父親の陶大偉が『息子は、私の誇りです。』と、替わりにトロフィーを受け取りました。
陳綺貞(チアー・チェン)の「華麗的冒險」と激烈な争いでしたが、5回にわたる討議の末、多数決によりシンプルな曲調、HIP-HOPと伝統音楽の融合というポイントで勝利を収めました。
台湾には多くの原住民がおり、複数の言語がありますので、金曲賞の部門にも私たちがよく耳にする國語(北京語)の他に、台湾語、客家語などの部門があります。
そして、最優秀年度歌曲賞に輝いたのは、は胡徳夫(キンボ)の「太平洋的風」でした。彼はピュマ族の歌手で今年56歳になる男性で、選考理由は「原始的感動」ということでした。
今年は、周杰倫(ジェイ・チョウ)が全くノミネートされなかったので、ノミネート時は色々騒がれましたが、主催者はこのことについて、『彼はすでに坂本龍一や劉徳華(アンディ・ラウ)級で、芸能人の域を越えた。プロデューサーとしても南拳媽媽の育成に成功して、実際金曲奨はもう必要ない。』と言っています。
また、今年の司会は小Sと陶子というママ・コンビ。乳母車を押してレッドカーペットを歩き、Rapで母乳の意義や大切さを訴えるパフォーマンスもあり、有能で楽しい二人の司会は、授賞式を盛り上げたようですね。
呉建豪(ヴァネス・ウー)は最近ユニットを組んで話題のKANTAと登場、背中がシースルーになった白の上下がセクシーで、ステージでも美しい筋肉を見せました。
この他、日本の松本潤と韓国のSevenも参加して、レッドカーペットでは大きな声援が起きたそうです。
主な受賞は、以下の通りです。
最優秀年度歌曲賞 「太平洋的風」胡徳夫(キンボ)
最優秀國語男性歌手賞 王力宏(ワン・リーホン)「蓋世英雄」
最優秀國語女性歌手賞 蔡健雅(タニア・チュア)「雙棲動物」
最優秀台湾語男性歌手賞 伍佰(ウーバイ)「雙面人」
最優秀台湾語女性歌手賞 黄乙玲(ホァン ・ イーリン)「甲イ尓作伴」
最優秀國語アルバム賞 「太平盛世」陶[吉吉](デビッド・タオ)
最優秀作曲家賞 戴 佩[女尼] (ペニー・ダイ)「愛瘋了」
最優秀作詞家賞 胡徳夫「太平洋的風」
最優秀編曲家賞 洪晟文「暗舞」
最優秀プロデューサー賞 鍾成虎「華麗的冒險
最優秀バンド賞 董事長樂團「伐一個新世界」
最優秀グループ賞 拜金小姐「拜金小姐」
最優秀新人歌手賞 林宇中(リン・ユーチュン)
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