« 周渝民(ヴィック・チョウ)の記者会見と楊祐寧(トニー・ヤン)の単独インタビュー | トップページ | 楊祐寧(トニー・ヤン)と李威(リー・ウェイ)の携帯ムービー! »

2006/09/04

「アジア海洋映画祭イン幕張」での台湾映画

9月1日(金)から3日(日)までシネプレックス幕張で行われた「第二回アジア海洋映画祭イン幕張」、コンペティションの結果は、イラン映画の「恋する魚」がグランプリを獲得しました。
アジア各地の「海の映画」を集めて上映されるこの映画祭、今年は台湾映画「浮世光影」、韓国映画「ピーターパンの公式」、日本映画「海と夕陽と彼女の涙 ストロベリーフィールズ」、インドネシアの「バニュとビルー」、イランから「恋する魚」、フィリピンは「DONSOL(ドンソル)」がコンペに参加、そして、特別上映として、台湾の短編2本が上映されました。

最終日の今日、台湾映画「浮世光影」と特別上映の短編「海に出る」「海岸巡視兵」を見て来ましたが、それぞれ上映後に「浮世光影」の黄玉珊(ホアン・ユーシャン)監督と「海岸巡視兵」の林書宇(トム・リン)監督のティーチインが行われ、興味深いお話を聞くことができました。
「浮世光影」は、日本統治下時代の台湾画家の生涯を描いたもので、歌手のYUKIと「夢遊ハワイ」「白色巨塔」など最近注目の張釣■(チャン・チュンニン)が出演しています。
構想10年、脚本に3年かけたという監督は、この意欲作を日本で上映できてとても意義深いと語っていました。
「海に出る」は、現役を引退した漁師の日々を、ほのぼのしたエピソードと美しい映像で見せる、台湾らしいゆったりとした作品。

一番印象に残ったのは、「海岸巡視兵」です。兵役に就いている3人の若者の一夜に起こる緊張感あふれるドラマで、林書宇(トム・リン)監督の体験に基づいたもの。
そして、「シーディンの夏」で一躍注目され、久々の新作「一年之初」が6月の台北電影節でグランプリを獲った鄭有傑(チェン・ヨウジェ)が、俳優として出演しています。自ら退役したばかりの為、上等兵役はとてもリアル。
他の二人は「シーディンの夏」に主演した黄健[王韋](ホアン・チェンウェイ)がいじめ役の一等兵、いじめられる新兵には「迷子」の張捷(チャン・チェア)。
林書宇(トム・リン)監督は蔡明亮監督の「西瓜」の助監督をつとめているという、台湾映画の中ではかなり興味深いスタッフ&キャストです。
鄭有傑(チェン・ヨウジェ)の起用については、古くからの友人で、彼の兵役中に文通しながらこの映画の脚本を書き進めていったので、イメージが出来上がったということでした。
30分という短い時間の中に凝縮された、濃厚なテーマ。なかなか劇場で一般公開されにくい作品なので、この映画祭で見られたことは有意義でした。

|

« 周渝民(ヴィック・チョウ)の記者会見と楊祐寧(トニー・ヤン)の単独インタビュー | トップページ | 楊祐寧(トニー・ヤン)と李威(リー・ウェイ)の携帯ムービー! »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/45427/11752753

この記事へのトラックバック一覧です: 「アジア海洋映画祭イン幕張」での台湾映画:

« 周渝民(ヴィック・チョウ)の記者会見と楊祐寧(トニー・ヤン)の単独インタビュー | トップページ | 楊祐寧(トニー・ヤン)と李威(リー・ウェイ)の携帯ムービー! »