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2006/10/29

最優秀アジア賞に「父子」!東京国際映画祭最終日

1029fushi8日めは余文楽(ショーン・ユー)と郭品超(ディラン・クォ)のファンミーティング取材の為映画祭はお休み。最終日はプログラムも少ないのでゆっくりと出かけ、「My Mother is a Belly Dancer」のティーチイン取材から。
この映画もアジア新星流の一本で、監督はインディーズ出身の李公楽(リー・コンロッ)。香港の庶民の生活、主婦の実像ををかなりリアルに描いています。
香港の女性はおおかたが強くてバリバリ働くという印象がありますが、それは中流以上のこと。学歴もない庶民の主婦は、夫から無視され、子供にはバカにされ、鬱々としている人も多いというのが、この映画に描かれています。そんな彼女たちが内なるものを発散させ、楽しみに昇華していく一つの方法としてベリーダンスと出会います。
監督は、すぐそばにいる人の大切さ、そこにある幸福を再確認してほしいという意図があるそうです。

次はアジア賞の授賞式は、東京さくらグランプリの後、会場を変えて行われます。どちらも取材すると、朝から受付だ待機だとせわしないので、今年もアジア賞の授賞式だけに絞りました。

シアターコクーンの最前列で準備していると、隣に来た雑誌媒体の知り合いから受賞作は「父子」だと聞く。
今朝の台湾の新聞に載っていたが、本当だったんですねぇ。芸術貢献賞とのダブル受賞だと言う。
果たして、トロフィーを受け取った譚耀文(パトリック・タム)と楊采[女尼] (チャーリー・ヤン)は、本当にうれしそうです。17年ぶりにメガホンをとった監督の力作で、郭富城(アーロン・クォック)がたいへんな熱演です。楊采[女尼] (チャーリー・ヤン)も、自分にとって特別な作品だと言っていました。

この後「シルク」のティーチインまで時間があるので、久々にゆっくりとご飯が食べられる。せっかくだから東急の上のレストラン街に行き、一人で遅めの豪華ランチ。
ティーチインの受付がまだ始まっていないのでウロウロしていると、ロスから毎年この映画祭に来る鉄屋彰子さんと会う。
鉄屋さんは、「The Last Star of The East 〜 ブリジット・リンとその出演映画」という英文の本の著作もある映画コーディネーター。
受賞結果や作品についてあーだこーだと意見交換し、鉄屋さんは「犬神家の一族」へ。

1029silk「シルク」のティーチインは江口洋介と蘇照彬(スー・チャオピン)監督がゲスト。
やはり言葉の壁が一番たいへんだったという江口洋介、台本もらって最初は『俺は妖怪の役か?!』と思ったとか。前作の「ダブル・ビジョン」よりは怖くなかったけど、監督は『怖い映画を撮るつもりは全くなかった。もし怖いと思った方がいたらごめんなさい。』と言ってました。
せっかくの日本と台湾のコラボなので、張震(チャン・チェン)も来て欲しかったなぁ。

映画祭の締めは、東京さくらグランプリ受賞作の鑑賞。結果がでる前にプレス席のチケットをゲットしておおいて、もし見た作品だったら返そうと思っていました。しかし、幸か不幸か未見の「OSS 177 カイロ、スパイの巣窟」というフランス映画。へぇ〜、これがグランプリ?そんなに今年は不作だったのか…と思いましたが、何せコンペで見ているのは中国映画2本だけなので、なんとも言えません。
審査委員長の国の作品だから。

それにしても、今年はインタビューが全くとれなかった。スケジュールの問題以外にも色々要因はあるでしょうが、まぁその分映画を沢山見ることができたので、よしとしよう。(Eguchi)

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