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2008/07/20

お久しぶりの范植偉〜台北電影節レポート3

0713fan台北電影節の特徴のひとつは、若い才能をいち早く見られることですが、まだ完成していない作品の一部の映像と監督やキャストの話を聞くことができる、「台灣電影新勢力」という入場料無料のプログラムがあります。
去年は、「情非得以之生存之道」(監督:鈕承澤 主演:鈕承澤 張釣■)「流浪神狗人」(監督:陳芯宜 主演:蘇慧倫 高捷)「夏天的尾巴」(監督:鄭文堂 主演:張睿家 Dean藤岡 Enno 林涵)が紹介され、どれも優れた作品として今年の上映作品になっていました。
そして今年は「渺渺」と「新魯冰花−孩子的天空」の2作。この「渺渺」にお久しぶり!の范植偉(ファン・チーウェイ)が主演しているのです。

0713myao范植偉(ファン・チーウェイ)といえば、映画「きらめきの季節(美麗時光)」やドラマ「部屋においでよ」でご存じの方も多いと思います。日本語ではまだ見ることができませんが、「ニエズ」という名作ドラマも代表作のひとつ。最近は、明道主演の「櫻野3加1」に出ていたそうですが、映画ではとんとご無沙汰です。
今回の「台灣電影新勢力」で「渺渺」の監督とキャストが入場してきた時、実は主演の俳優が范植偉(ファン・チーウェイ)ということに気づかず、司会の方の紹介で名前を聞いた時に「えっ!?」と思った次第です。前髪が長めで、華やかな女優さん二人に比べると、すごく地味〜な感じだったので。(^o^)
映像の中では短髪で、あの印象的な眼の范植偉そのものでしたが。

この作品は、2005年に短編映画で台北映画賞にノミネートされ、2006年に公共電視(台湾のNHKのようなテレビ局)のドラマで賞を獲得した程孝澤監督の、初の長編映画です。
日本から台北に帰ってきた女子高生「渺渺」と活発な親友の間に、寡黙な中古CDショップの店員がからんで展開するストーリー。この寡黙な中古CDショップの店員を范植偉(ファン・チーウェイ)が演じているのですが、監督は梁朝偉(トニー・レオン)を越える憂鬱な演技だと、笑いながら語っていました。それまでほとんど喋らなかった范植偉(ファン・チーウェイ)ですが、これに対しては「梁朝偉(トニー・レオン)を越えるなんて無理。彼のようになるのは理想だし、監督の要望はわかるけど、それはまだ夢。」と言っていました。

0713keタイトルロールになっている「渺渺」を演じた柯佳[女燕](クー・ジャーヤン)は、桂綸[金美](グイ・ルンメイ)に似ていて素敵だなぁと思い、ロビーで写真撮らせてもらいました。「日本の方ですか?」と日本で語りかけてくれて、とてもいい感じの女優さんでしたね。鄭有傑(チェン・ヨージェ)監督の「一年の初め」で一昨年の東京国際映画祭で来日していたのをすっかり忘れていて、あとで気づいたというお粗末。范植偉(ファン・チーウェイ)と同じ王家衛(ウォン・カーワイ)の澤東(Jettone)電影公司の所属なんですね。
范植偉(ファン・チーウェイ)も、写真を撮ろうとタイミングを伺っていたのですが、「九降風」の林書宇(トム・リン)監督とずうっと話していて、終わるやすぐにサングラスをかけて帰ろうと…。なんとか呼び止めると、ちゃんとサングラスを外してくれました。

もう一本の「新魯冰花−孩子的天空」は、侯孝賢(ホウ・シャオシェン)監督や楊徳昌(エドワード・ヤン)監督と一緒に台湾ニューウェーブを担ってきた陳坤厚(チェン・クンホウ)監督の作品です。ティーチインでは、楊徳昌(エドワード・ヤン)監督の一周忌ということで、「台湾にとって大きな損失だ。」と、追悼の言葉から始まりました。
そういえば、丁度一年前の、この「台灣電影新勢力」の時に楊徳昌(エドワード・ヤン)監督の訃報が飛び込んできたのでした。
陳坤厚(チェン・クンホウ)監督にとって、「魯冰花」のリメイクは長年の夢で、権利を獲得してから6年目にしてようやくクランクインできたそうです。

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