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2008/07/26

「九降風」と「烈日當空」〜台北電影節レポート4

Wind1今回の台北電影節で100万元大賞を獲るのは、「海角七號(Cape No7)」か「九降風(WINDS OF SEPTEMBER)」のどちらかと言われたくらい、拮抗していた2作品です。
「九降風」は審査員特別賞(つまり、No.2ですね)でしたが、すでに台湾で公開され大ヒットとなり、上海国際映画祭のアジア新人賞部門で作品賞を受賞しています。
一般の劇場で公開されているにもかかわらず、開催中の台北電影節ではチケットが売り切れるという人気作品です。

Windtomこれは、昨年の台北電影節で最優秀劇映画賞を受賞した「海岸巡視兵」(日本でも「2006アジア海洋映画祭」で上映)を監督した新鋭林書宇(トム・リン)がオリジナル脚本を書き、それを読んだ友人の
曾宝儀(ツン・バォイー)が感動し、父親の曾志偉(エリック・ツァン)に働きかけたそうです。
林書宇(トム・リン)の才能に興味を持った曾志偉(エリック・ツァン)は、このオリジナル脚本をもとに、出演者は男子7人、女子2人、大学に入る前の青春を描くというコンセプトで中国大陸と香港、台湾の若手監督3人による青春映画三部作としてプロデュースすることになりました。
今年の香港国際映画祭で、曾志偉(エリック・ツァン)が「焦點影人(ピックアップ映画人)」だということもあるのでしょうか、林書宇(トム・リン)監督の「九降風」と大陸の韓延監督作品「攤開イ尓的地圖」、香港の麦曦茵(マック・ヘイヤン)監督「烈日當空(HIGH NOON)」が上映されました。
こんな素敵な企画を実現させてくれる曾志偉(エリック・ツァン)、本当に素晴らしいプロデューサーですね。

Windwon台北電影節では、残念ながら台湾と香港の作品しか見ることができませんでしたが、どちらも力作です。
発想元であり、9人の野球好きの少年が織りなす恋と友情、信頼と裏切り、台湾の大きな社会問題となった野球賭博事件をからませながら描く少年たちの成長物語が、台湾映画の持つアーティスティックな湿度感を伴って私は好きですが、香港編も、香港返還の1997年を舞台に、受験戦争を戦う学生たちの姿を恋や家庭の問題をからめて描いた秀作です。香港独特のパッションが感じられます。

Windlin写真は、舞台挨拶に登場した「九降風」の林書宇(トム・リン)監督とキャストの王柏傑、張捷、林祺泰、沈威年です。
林書宇(トム・リン)監督は、台北電影節の会場に毎日通っていたのではないかと思われます。終わってからのロビーでの交流の場だけでなく、並んで開場を待つ列で何度もお見かけしました。関係者なのに、ちゃんと並ぶというのが、いいですね。(^o^)
「烈日當空(HIGH NOON)」は誰も来なかったので、イベントもありませんでした。
日本でも、ぜひ映画祭で上映して欲しい作品です。

Windxien「九降風(WINDS OF SEPTEMBER)」
監督:林書宇
出演:鳳小岳、張捷、林祺泰、沈威年、邱翊橙、王柏傑、初家晴、紀培慧、李岳承
上海国際映画祭 アジア新人賞部門で作品賞
台北電影節 台北電影奨審査員特別賞、脚本賞、新人賞(王柏傑)、メディア賞

「烈日當空(HIGH NOON)」
監督:麦曦茵
出演:林耀聲、[山/今][王加]其、梁曉豊、王敏奕

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