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2009/10/11

「一席之地」台湾で公開スタート!

1011placeof1今年の台北電影節で観客賞を獲得した映画「一席之地」が、10月9日に一般公開がスタートしました。
これは、2008年にアジアフォーカス・福岡国際映画祭で上映された「流浪神狗人(神も人も犬も)の脚本を手がけて金馬奨にもノミネートされた、樓一安(ロウ・イーアン)が監督した初の長編劇映画です。
台湾映画界の若手俳優を代表する莫子儀(モー・ズーイ)、ドラマや映画で活躍する女優の路嘉欣(ジョジー・ルー)、ダンスグループENERGYの小剛(唐振剛)、映画中心でしたが大ヒットドラマ「負犬女王」で人気急上昇の温昇豪(ウェン・シャンハオ)などに加えて、ベテランの高捷(ジャック・ガオ)と、台湾の名女優陸奕静(ルー・イーチン)という豪華な顔ぶれ。
陸奕静(ルー・イーチン)は、この作品で台北電影節でが助演女優賞を受賞、先日発表された金馬奨の助演女優賞にもノミネートされました。

1011mo内容は、スランプのロッカー莫子儀(モー・ズーイ)が、シンガーソングライターとして売れていく恋人路嘉欣(ジョジー・ルー)との心のすれ違い、自分の音楽を模索してもがく姿と、立ち退きを迫られる「紙愴」(葬式の際に、故人があの世で生活に困らないようにするための紙製の模擬家屋や召使い、家財道具一式)製造業の一家を通して、生と死、愛と欲をコミカルな要素を含めて描いたもの。
主人公がロッカーなので、ライブシーンなどの音楽映画としての一面もあり、台北電影節で見た時は、なかなか面白い作品だと思いました。
東京国際映画祭の「アジアの風」で上映されることを願っていたのですが、残念ですねぇ。
主演の莫子儀(モー・ズーイ)は、コンペティションに参加する「台北に舞う雪」で来日予定らしいですが、インタビューができたらぜひこの作品のことを聴いてみたいと思っています。というのも、台北電影節でインタビューした時は、映画鑑賞前だったので突っ込んだ話を聞くことができなかったのです。

1011placeon2台湾から届いたリリースによると、
「ユーモアタッチで描く市民の生活、一人一人のキャラクターが魅力的だ。最後は心から笑った。」と、「陽陽」の鄭有傑(チェン・ヨージエ)監督。
「監督の真摯な視点で、市井の人々の細部、かつ深層心理まで描いている。多くの出来事、偶然が展開していく中、観客もそれを追体験できる。」とは、「渺渺」の程孝澤監督。
「Tattoo 刺青」の 周美玲(ゼロ・チョウ)監督は、「軽妙なユーモアと、ブラックな部分がとても気に入った。高捷(ジャック・ガオ)と、陸奕静(ルー・イーチン)という魅力的な名優の演技が新鮮で素晴らしい。若い俳優達も、みんな新鮮味に溢れている。」と。他にも「靴に恋する人魚」の李芸嬋(ロビン・リー)監督や、「海角七号 君想う国境の南」の脚本家李亞梅ら大勢の映画人やマスコミがコメントを寄せています。

1011premiereそして、近年定例となった公開劇場でのティーチインも、あちこちへ監督やキャストが回って行うそうです。
日本では初日舞台挨拶と、せいぜいヒットお礼がある程度ですが、台湾ではそういった“イベント”ではなく、本当に映画祭の時のような交流が展開されるので、去年の12月に「停車」でそれを体験して、驚きと共に映画ファンとしての喜びを実感しました。

秋の旅行シーズン、もし台湾へ行く予定のある方には、こういった体験もおすすめです。
中国語ですが、公式ブログにスケジュールほか色々な情報が載っているので、チェックしてみて下さい。
http://aplace2009.pixnet.net/blog

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