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2009/11/24

蔡明亮(ツァイ・ミンリャン)と張國榮(レスリー・チャン)

1123tsuai東京フィルメックスでは、映画の上映のほかに様々なゲストを迎えて、興味深いトークイベントが行われていますが、23日には、「ツァイ・ミンリャンの世界」が開催されました。
イベント開始時には、蔡明亮(ツァイ・ミンリャン)監督だけではなく、今回審査員として参加している陳湘[王其](チェン・シアンチー)も登場して、「ヴィザージュ」と彼女から見た監督像を語ってくれました。

1123xianqi『この映画は、蔡明亮(ツァイ・ミンリャン)自身の作品の内なるもの、心の中のもの、記憶、家族のこと、そしてこれまで一緒に仕事をしてきた人達など全てのことが盛り込まれた、監督がどうしてもお撮りになりたい、全ての要素が含まれた作品だと思います。それを感じました。
これはもしかしたら難しい作品になるかも知れないけど、監督の内在する世界観がぎゅっと詰まった作品になるだろうと思いました。
だから、これまで蔡明亮(ツァイ・ミンリャン)監督に出演した俳優達が、この映画を作る重要な要素となって、蔡明亮(ツァイ・ミンリャン)作品そのものになっていくのです。』
こう語って、陳湘[王其](チェン・シアンチー)は審査員の仕事へと戻っていきました。

そして、蔡明亮(ツァイ・ミンリャン)監督と参加者達の活発な質疑応答が展開しましたが、印象深かったのが、「ヴィザージュ」で使われた音楽についての話の時です。
ラテンの名曲「ある恋の物語」が出てくるのですが、これは、1993年の東京国際映画祭で「青春神話」が上映された時、審査員として来日していた張國榮(レスリー・チャン)と色々お喋りする機会があって、この曲が一番好きだと言っていたそうです。
それがレスリーとの最初で最後の会話になり、この歌を受かったのは、レスリーを思う気持を記憶したいから・・・ということでした。
初めて聞く、蔡明亮(ツァイ・ミンリャン)監督と張國榮(レスリー・チャン)の出会いのエピソードに、おそらく場内の人のほとんどが胸が締めつけられる思いをしたのではないでしょうか。

この「ツァイ・ミンリャンの世界」は、12月7日からのアジアンパラダイスPodcastで送信します。
どうぞお楽しみに!

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