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2009/11/27

ロウ・イエ監督の目ウロコトークイベント!

1125rou1今年の東京フィルメックスでは、「水曜シネマ塾 〜映画の冒険〜」と題して、会期中に5回にわたり、毎週水曜日の夜を舞台に、丸の内カフェで話題の映画監督や文化人の方など、幅広い分野で活躍中の豪華ゲストを招いてのトークイベントを行いました。
その最終回が、25日に今年の審査員でもあり、特別招待作品「春風沈酔の夜」のロウ・イエ監督。

1125rou2ロウ・イエ監督は1965年生まれ、いわゆる第六世代と称される中国若手監督の一人として注目され、1994年に「デッド・エンド 最後の恋人」で監督デビュー。
日本では「ふたりの人魚」が第一回のフィルメックスで最優秀作品賞となり、続く「パープルバタフライ」「天安門、恋人たち」が一般公開、遡りますが、1995年の「危情少女 嵐嵐」も小規模ながら2004年に公開されました。
昨年カンヌ国際映画祭で話題になった「天安門、恋人たち」は、中国当局から納得のいかない理由で上映許可が下りず、物議を醸しましたね。
一人の女性の10年に及ぶ成長と恋愛の軌跡をたどった作品で、大好きな作品です。

今回のトークイベントは、ロウ・イエ監督の北京電影学院に入るところから、最新作「春風沈酔の夜」についてまで、参加者からの質疑応答を交えてたっぷり1時間30分、お話を聞くことができました。
中国当局から“何年間映画製作禁止”令を出された監督は張元(チャン・ユアン)監督などいますが、ロウ・イエ監督は「天安門、恋人たち」で5年間の製作禁止令を受けたにもかかわらず、「春風沈酔の夜」を撮っています。
これは、中国当局の管轄内では撮れないけれど、そうでなければ映画製作ができるということなんだそうです。「春風沈酔の夜」はフランスと香港が出資した作品ということですから、中国では上映できないものの、当然中国当局の権限が及ばないということになります。
「春風沈酔の夜」は、現代の南京を舞台に、中国ではいまだタブー視されがちなホモセクシャルを重要な要素として、5人の男女の錯綜する関係を描いたものです。スリリングな心理サスペンスが仕掛けられ、カンヌ映画祭コンペティションで脚本賞を受賞しました。
音楽についての質問も出ていましたが、音楽好きのロウ・イエ監督、この映画の中でも色々な曲が登場します。主人公がクラブで歌う周杰倫(ジェイ・チョウ)の「迷迭香(ローズマリー)」は、音が完璧にはずれているのとは別に、すごいインパクトがありました。(^o^)

先日NHKで放送された「チャイナパワー“電影革命”の衝撃」をご覧になった方も多いと思いますが、あそこで描かれた中国映画の現状は、一部であり、インディペンデントも含めて、映画祭で上映される当局の関知しない作品を、信念を持って作り続けている映画人がいるということ、その“チャイナパワー”は凄いですね。
ロウ・イエ監督のこのトークイベントの模様は、1月〜2月くらいにアジアンパラダイスPodcastで送信予定です。

「春風沈酔の夜」は、28日(土)の18時25分から2回目の上映があります。この時はロウ・イエ監督のQ&Aもありますので、興味のある方はぜひ!

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