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2011/03/13

大阪アジアン映画祭2011 グランプリは『恋人のディスクール』!

3月5日から開催された「大阪アジアン映画祭2011」が13日に閉幕、クロージング・セレモニーで各賞が発表され、第1回コンペティション部門のグランプリは、香港映画『恋人のディスクール』が獲得しました。
観客賞に、周渝民(ヴィック・チョウ)主演の台湾映画『一万年愛してる』が選ばれました。

写真は、事務局から届き次第掲載します。

(以下、大阪アジアン映画祭2011 事務局のリリースより)
受賞結果と、各人のコメントです。
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▼観客賞/『一万年愛してる』
・北村豊晴監督:あまり喜ぶとなんですが、少しこの場は喜ばせてください。
遠くからも映画を観に来てくれたお客様に感謝しています。
・ペギー・チャオプロデューサー:昨年に引き続き嬉しい賞をいただきありがとうございます。

▼ABC賞/『アンニョン!君の名は』
・バンジョン・ピサンタナクーン 監督:賞までいただけ嬉しい限りです。ありがとうございました。
・チャンタウィット・タナセーウィー氏(脚本・主演):大阪で上映できたことが嬉しいのに賞までありがとうございます。

▼来るべき才能賞/バンジョン・ピサンタナクーン氏(『アンニョン!君の名は』監督)
・バンジョン・ピサンタナクーン監督:I LOVE 大阪!2つも賞をいただき、更に夢のようです。ありがとうございます。

▼グランプリ(最優秀作品賞) 『恋人のディスクール』:
・デレク・ツァン監督:おおさかぁーーーっ!想像していなかったので、本当に嬉しいです。
・ジミー・ワン監督:本当に嬉しいです。デレクと一緒にグランプリがとれ、嬉しく思っています。大阪一番!
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また、審査委員、ミルクマン斉藤氏からの総評が発表されました。
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まず審査にあたって、繰り返し論議されましたのは、脚本の重要性ということについてであります。とりわけデジタル時代においては、フィルムよりも簡単に撮れるがゆえに即興的な映画づくりに流れやすく、結果として全体的なヴィジョンの欠落した作品になってしまうことが多い。脚本というものが映画の要であるとする行定監督、キム・デウ監督からは、とりわけそうしたことについての強い懸念がありました。
最優秀作品賞について審査員3人の見解はあっさり2本に絞られました。その2本とは『恋人のディスクール』、そして『雨夜 香港コンフィデンシャル』です。
 しかし総合的な完成度という点で一歩抜きん出たのが『恋人のディスクール』です。練りあげられた脚本と構成の妙。エピソードごとにトーンを変化させる演出。エンタテインメント性とアート性のあわいを行く、デレク・ツァン氏&ジミー・ワン氏ふたりの映画づくりに対する意欲がひしひしと感じられます。撮影・音楽等プロダクションの技術の高さ、そしてそれぞれが個性を放つ俳優陣の演技力も素晴らしく、もしアンサンブル演技賞を設けられるとするならばぜひ贈りたいほどだという声も上がりました。
 よって「大阪アジアン映画祭2011」、第1回コンペティション部門グランプリは『恋人のディスクール』に決定しました。

 我々の見解では、今回のコンペティションでエンタテインメント作品として見事な完成度に達していたのは『一万年愛してる』と『アンニョン!君の名は』であります。しかし観客を意のままに操ってみせる作家としての力量、全アジアを席巻する韓流ブームという目のつけどころの面白さ、さらには異国の地で思い切りのいい、大胆な演出をやってのける度胸の良さ(笑)。そうしたことも含んで一等図抜けていたのが『アンニョン!君の名は』であり、監督のバンジョン・ピサンタナクーン氏であります。
 よって「大阪アジアン映画祭2011」、第一回コンペティション部門来るべき才能賞は、今後のタイ映画界、アジア映画界の牽引者としてさらに成長して欲しいという願いをこめバンジョン・ピサンタナクーン氏に授与いたします。

続いてクロージング作品『カイト』の上映前に、セレモニーがありました。
一足先に作品を観ているサニー・フランシスさんが登場。
軽快なトークのもと、会場を一気にくぎ付け。
その後、『スラムドッグ・ミリオネア』の原作者でもある、ヴィカース・スワループ駐大阪インド総領事がご登壇されました。
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大地震の発生した今回の映画祭。
海外からのゲストは、本国の仲間たちに、とても気にされていたと聞きます。
今回は、この東日本大震災の義援金を会場で募りました。

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