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2011/10/11

台湾の人気作家、九把刀インタビュー前編

1011giddens110月22日から開催される東京国際映画祭のアジアの風で上映される「あの頃、君を追いかけた(那些年,我們一起追的女孩)」の原作者で監督の九把刀(ギデンズ)のインタビューが、いま発売中の「中国語ジャーナル」11月号に掲載されています。
これは、台北電影節の会期中7月半ばに台北で行ったものですが、あまりに豊富な内容で本誌におさまりきれなかった部分が多いため、ここでインタビュー時の様子と共に、2週にわたってお伝えしたいと思います。

1011giddens2実は、このインタビュー、台北電影節の授賞式の前日に台北のマネジメント会社で行いました。すでに「國際青年導演競賽(新世代監督部門)」で観客賞を受賞していたように、若い人たちからは絶大な支持を集めており、もともと大人気作家ですし、“自信家”とも言われる九把刀(ギデンズ)と会うのがとても楽しみでした。
まずは受賞のお祝いを述べると、
「うん、ありがとう。とてもうれしいです」
と、シンプルな反応。決して思いがけない受賞ではなかったことだったのでしょう(^o^)
でも、えらそうな感じは全くなく、緊張しているのかな、と、可愛くすら思えました。
では、フォローアップインタビュー「作家 九把刀(ギデンズ)」編です。

Q 大学在学中にネット小説を発表されたそうですが、創作活動のきっかけは何ですか。
A マスターコースへ進むために論文を書く必要があったのだけど、そのまま論文を書いてもおもしろくないなぁと思い、代わりに小説を書いた。これが初めての小説。マスターコースには受からなかったけど、そこから作家としての道が開けたということになります。
こんな事をするのは初めてだったみたいで、教授からものすごく笑われた。最初は笑ってくれたからこれで受かったと思ったのだけど、それは単に呆れて笑っていただけで、不合格と聞いたときにとても腹が立った。
Q 逆に、それで合格させるくらいの器量が教授にあったら良かったのに……。
A だから教授は「(日本語で)頭コンクリ」(大爆笑)
Q 頭コンクリって、そんな言葉どこで知ったのですか?
A 中学生のときに覚えて、以来よく使っている。たぶん李登輝さんがどこかで使って、それが流行ったのだと思う。

Q 非常に多作ですが、どのくらいのペースで執筆されるのですか。
A 一番貧乏だった5年前くらいは1カ月に一作くらい書いていて、1年に14作書いたことがある。今は1年に5~6作というペース、自分ではこれくらいが良いと思っている。お金のために書くのではなく、人に伝えたいために書くのはこれくらいがいいペースだよね。

Q 日本を舞台にした作品もありますよね。
A 「殺手」シリーズで東京を舞台にしたストーリーがあるけど、実はその時まだ東京に行ったことがなかった。だから旅行ガイドブックを見ながら全て想像で書いていた。ある時、浅草の雷門のところで地震が起きたということを書いたのだけど、雷門は狭いごく一部の場所だから、そこだけで地震が起きるのはおかしいと言われたことがあった。なので、その後スタッフが東京に借りていた部屋で何日か過ごして初めて実際に日本を観察した。そこでようやくわかったので、後から考えると、やっぱり適当なことを書くのはよくないね。この作品は長いシリーズなので、まだこれから2~3作書かないといけないから、実際にその国に行ってから書くのが良いと思った。
日本は好きなので、また行きたい。10月に友達と行く予定。
Q 10月なら東京国際映画祭にぜひ作品と一緒に来てください!
A 友達と行くから、友達をひとりにできないよ。
(この時は、東京国際映画祭のことは全然念頭になかったようです。珍しいタイプ)

Q 九把刀さんにとって、「創作」の核、あるいは原動力となっているのは何ですか。
A やはり“興味”ということに尽きるのではないかな。自分の創作活動について考えたことがあるけど、愛とか勇気など非常に前向きなことを伝えていきたいという気持ちはあるものの、時々人を殺す話もあるし、変態っぽい話を書くこともある。それは許してほしいな。

Q 多くの人に支持される理由を、ご自身ではどのように考えていますか。
A 自分という人間と作品を分けることはできなくて、たくさんの人が支持してくれるのは、自分自身の“情熱”ということがあると思う。今はネットのおかげで創作の過程の曖昧な部分がわからないということがなくなった。多くの作家はみんなに好かれたいということで、本質とは違うところを演じていることがあるのではないかな。僕は自分の思いをはっきり表現するので、そこが自分が好かれるところであり、嫌われる理由とイコールだと思っている。そしてこれからもそうあり続けたいと思っている。

これだけの自信、自意識がある“俺様”なのに、なんと嫌みなところが全くないのです。それは、九把刀(ギデンズ)の少年のような好奇心と、“可愛らしさ”ではないかと感じました。

次週は、映画「あの頃、君を追いかけた(那些年,我們一起追的女孩)」についてのフォローアップインタビュー「監督 九把刀(ギデンズ)」編です。お楽しみに!

★リンクは有り難いのですが、写真や記事の転載は固くお断りします。

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