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2012/05/10

台湾映画の期待作「寶米恰恰」

0510twins1今年の台北電影節のラインナップが先頃発表されましたが、その中で長編部門に入選した「寶米恰恰」を、一足早くマスコミ試写で見ました。
この映画は、新進女性監督楊貽茜(ヤン・イーチェン)自らの双子の成長過程での経験を描いたもので、とても面白い作品に仕上がっています。
主人公の双子姉妹を演じるのは、黃姵嘉(ホアン・ペイジャー)。馬志翔(マー・ジーシャン)監督、周美玲(ゼロ・チョウ)監督らのドラマに出演し、台湾のテレビアワード金鐘獎で二度も助演女優賞にノミネートされた若き演技派です。

0510twins2外見はそっくりですが性格の違う双子の女子高生ミニーとポニー、妹のポニーは明朗活発、勝ち気でよくひと目ぼれされるモテ女子。姉のミニーは恋に憧れるやや内気な女の子。二人とも何故性格が違うのに周りから同じように見られてしまうのか…アイデンティティーを模索して悩んでいました。ある日、ポニーが好きになった同級生が、間違えてミニーにプレゼントを贈ってしまったことから様々な波紋を起こします。

0510twins3共演は、「台北の朝、僕は恋をする」で189センチの長身とおっとりしたキャラクターが印象的だった姜康哲(チアン・カンジャ)、大学時代から監督を目指している歐陽倫(オウ・ヤンルン)。
多感な女子高生が、双子ならではの悩みを抱えながらも自分を見つめて成長していく姿を、黃姵嘉(ホアン・ペイジャー)が好演。“似ているけれど違う”双子の演じ分けには、相当苦労したのではないでしょうか。
ポニーが好きになる同級生役姜康哲(チアン・カンジャ)の姉に、「父の初七日」「龍飛鳳舞」の張詩盈(チャン・シーイン)が扮しているのですが、これが黒社会の女親分で、とてもいい味を出しています。

0510twins4双子の姉として生まれた監督の楊貽茜(ヤン・イーチェン)は、ずうっと妹と一緒に同じ学校で学び、共にヴァイオリンを習ってきましたが、ようやく映画制作という独自の道を歩み出しました。「私たちは29年間一緒に暮らし、現在やっと別々の道を行くことになり自分だけの生活が始まりました。」と感慨深げに語りました。
そして、これまで一番嫌だった質問は「双子だから以心伝心?」と「どっちが成績が良い?」ということだそうです。
「双子だからといって、片方が何を考えているかわからない。」
そして、いま一番うれしいのは、同じオーケストラのヴァイオリニストではない仕事に就いたこと、だということ。
でも、本作の音楽にヴァイオリニストの妹が協力しています。

楊貽茜(ヤン・イーチェン)と王傳宗(ワン・チュアンツォン)が共同監督を務める「寶米恰恰」は、6月15日に台湾で公開になります。

★リンクは有り難いのですが、写真や記事の転載は固くお断りします。

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