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2012/07/09

台北電影節開催中、台湾映画「逆光飛翔」が「國際青年導演競賽」観客賞!

0709tff16月29日から開幕した台北電影節の若手監督のコンペティション「國際青年導演競賽」で、台湾映画「逆光飛翔」が観客賞を受賞しました。
この「國際青年導演競賽」というのは、デビュー2作目までの監督を対象に行われるもので、7月4日に発表授賞式が行われました。
最優秀作品賞は韓国のパク・ルスラン監督の「雙城悲歌(Hanaan)」、審査員特別賞にオーストラリアのJohn Winter監督「誰讓子彈飛(Beyond the Hill)」、Special MentionsがカナダのAnne Émond監督「做愛後,我們談情(Night #1)」とインドネシアのKamila Andini監督「海洋魔鏡(The Mirror Never Lies)」、そして観客賞が台湾の張榮吉(チャン・ロンチー)監督「逆光飛翔」という結果でした。

0709tff2話題の「女朋友。男朋友」を僅差で破り観客賞に輝いた「逆光飛翔」は、2009年の台北電影節の短篇部門で最優秀賞を獲得した「天黑」を、張榮吉(チャン・ロンチー)監督が二年をかけて長編劇映画にしたものです。出演は短篇と同じく視覚障害の天才ピアニスト黄裕翔(ホアン・ユーシャン)と張榕容(チャン・ロンロン)、ピアニストとダンサーを夢見る二人の友情と成長物語です。

0709tff36月30日のプレミアの時は、上映後に場内が明るくなる前に黄裕翔によるピアノの生演奏が行われるというにくい演出で、映画の感動が醒めやらぬ観客の心をさらに震えさせました。
鳴り止まぬ拍手の中、監督をはじめ張榕容、李烈(リー・リエ)、大嘴巴(ダーツイバ)の懷秋(ファイチュウ)とMC40ほかのキャストに加え、イメージソングを謳っている徐佳瑩(LALA)も登壇しました。
黄裕翔の母親役を演じた李烈(リー・リエ)は、客席にいる黄裕翔の実母を舞台に呼び、感謝のハグ。これまた感動のひと幕でした。

0709tff4黄裕翔は1987年、台湾の台中生まれ。先天性網膜細胞異変のため全ての視覚を失っていましたが、4歳のときピアノを始め、その才能を開花させました。暗譜で楽曲を覚え、1999年にシュタインバッハ音楽芸術協会ピアノコンクール独奏部門で優勝。2005年には台湾の総統教育賞、台北富邦銀行身体障害者芸術蘭花賞などを受賞し、台湾の国家交響楽団との共演も果たしています。
国立台湾芸術大学卒業後も数々の世界的ピアノコンクールで優勝経験があり、クラシックだけでは­なくジャズ、ロック、ポップスなど多様なレパートリィを持っています。また、グループでの演奏、映画音楽など活動の幅も広く、日本でもリサイタルを開きました。

授賞式の時は黄裕翔はいませんでしたが、興奮と喜びの張榮吉監督がスタッフと観客に感謝の意を伝え、この日体調不良にも関わらず点滴を打って参加した張榕容も、とてもうれしそうでした。
「逆光飛翔」は9月21日に台湾で一般公開となります。

★リンクは有り難いのですが、写真や記事の転載は固くお断りします。

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