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2012/10/29

2012東京国際映画祭の中国語映画

1029fengshui今年の東京国際映画祭では、毎年楽しみにしている中国語映画が残念ながら尖閣問題の影響を受けて、中国から出品取り消しやゲストの来日中止があり、多くの映画ファンを落胆させました。
特に、コンペティションの「風水」は現地でプロデューサーの1人が作品不参加表明をしたり、ギリギリになってゲストの来日中止や、来日はしたもののプロモーション活動が不可能になったりなど......。私も会見に行きましたが、本当に10分前まで通訳さんがマイクの確認をしたりしていたのに、時間になったら映画祭の責任者が登壇して事情と経緯説明の会見となったのです。(このあたりの詳細は、水野衛子さんのブログに書かれています。)

1029gaozhanそんな中、"アジアの風"部門で台湾から「パンのココロ」の高炳權(ガオ・ピンチュアン)監督と、大陸の「ホメられないかも知れない」の楊瑾(ヤン・ジン)監督が来日してくれたのは、有り難かったですね。
「パンのココロ」は100%台湾制作の映画であり、「ホメられないかも知れない」はインディペンデントなので可能だったのかも知れません。
どちらもQ&Aは盛況で、終映後の観客との交流も活発だったことはとてもうれしく思いました。

1029black1また、異色の中国語映画としてコンペ作品「黒い四角」がありました。日本の奥原浩志監督が、中国で全編中国語で制作した作品です。
そして、主役の日本人俳優中泉英雄と現地で活動する女優鈴木美妃も加わって、Q&Aと記者会見が行われました。
会見は、もともと監督1人の予定でしたが、急遽俳優の2人が参加することになり、取材に行ってラッキー!こういう急展開はうれしいですね。

1029black2この作品を中国で撮った理由について、「僕は文化庁の芸術家海外研修制度を利用して2008年9月に北京に行きまして、行ったからには1本撮って帰ろうと思っていたのが4年たってしまった、というのが経緯です。題材を選んだ理由ですが、北京に渡ってからいくつか脚本を書いた中でこれが一番素直に書いた題材で、あえて選んだというより必然的に生まれてきた物語だと思います」と、監督が語っていました。

1029black3私は俳優2人に役柄へのアプローチと、苦労した点を聞きました。
中泉英雄「 前半部分と小説のシーンが抽象的なため、自分の中でまだわからないところがあると渡航前に奥原さんに伝えたところ、あまり芝居の準備はするなと言われたので、フリープランで北京に乗り込みました。苦労した点ですが、これまでに2~3本の中国映画に出演していますが、中国語はその際に生活しながら覚えた程度でおふたりほど得意でないので、セリフを中国人の方に録音してもらい練習しました」

1029black4鈴木美妃「私は現代のシーンでしか登場せず、等身大の役柄だったので作りこむことはせず、逆に削っていく、シンプルに、ということを意識して演じました。私は2006 年に活動拠点を北京に移してから7 年になります。中国語に関しては、中国にいる期間が長いのである程度はできますが完璧ではありません。ただ完璧にしようとは考えず、むしろ言葉にとらわれず、できる範囲で自然にと思っていたのでそこまで苦労というものはなかったです」

これらを含めた質疑応答の模様は、東京国際映画祭のオフィシャルサイトに掲載されていますので、ご覧になって下さい。

★リンクは有り難いのですが、写真や記事の転載は固くお断りします。

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