« 第8回大阪アジアン映画祭『GF*BF』のヤン・ヤーチェ監督Q&A、ファンミーティングと個別インタビュー | トップページ | 第5回沖縄国際映画祭、グランプリは「ライジングドラゴン」と「デビーの幸せな毎日」 »

2013/03/30

第8回大阪アジアン映画祭『メモリー –First Time-』ハン・イエン監督とプロデューサーのアイヴィー・ホウインタビュー

0330memory1香港映画『メモリー –First Time-』は、第8回大阪アジアン映画祭のコンペティション部門作品で上映され、韓延(ハン・イエン)監督とプロデューサーのアイヴィー・ホウが来日しました。
この作品は台湾の趙又廷(マーク・チャオ)と香港のアンジェラベイビーが主演、監督は大陸の韓延(ハン・イエン)、さらに韓国と日本もちょっびり関わっているという最近増えている製作形態です。
時間の関係でQ&Aは取材できませんでしたが、お二人に個別インタビューをしました。

0330memory3まずは、監督からご紹介します。
まだ29歳という若さの韓延(ハン・イエン)は、中央戯劇学院を卒業後に映画界入りし、この『メモリー –First Time-』では昨年の上海国際映画祭でメディア賞の新人監督賞を受賞しています。この賞は本選とは違いますが、低予算映画の発展と若い監督や俳優の奨励を目的に、中国の大手テレビ局中央電視台が2004年にスタートさせたもの。
実はこの監督、曾志偉(エリック・ツァン)がプロデュースした林書宇(トム・リン)監督の「九月に降る風」の大陸版「攤開你的地圖」を撮った人でもあります。
残念ながらまだ大陸では公開されておらず、2008年の台北電影節で一度だけ特別上映されました。この時は、林書宇(トム・リン)監督の台湾版と、香港の麦曦茵(マック・ヘイヤン)監督の「烈日當空(HIGH NOON)」と共に上映という素敵な企画でした。

そして、プロデューサーの何韻明(アイヴィー・ホウ)は、江志強(ビル・コン)と薛文熹が立ち上げた映画会社萬誘引力電影の代表取締役です。
以前は英皇電影のマーケティング部門の責任者をつとめ、香港貿易發展局や香港國際電影節協會で「亞洲電影大獎」「香港亞洲電影投資會」などを担当する敏腕女性。
新しい才能の育成に力を注ぎ、夏永康(ウイン・シャ)、謝霆鋒(ニコラス・ツェ)、馮徳倫(スティーブン・フォン)、黃精甫(ホアン・ジンポー)などをサポートしています。
…凄いキャリアですが、ご本人はとっても可愛らしくて、気さくな方でした。

0330memory2インタビューでは、先に何韻明(アイヴィー・ホウ)プロデューサーがいらしたので、この映画の製作の経緯、投資関連についてからお話を伺いました。
韓国映画『アメノナカノ青空』のリメイクと紹介されることが多い本作ですが、実はリメイクというよりは、「原案」に近く、ほとんどオリジナルの脚本になっているそうです。
そして日本とのご縁は、この映画の製作にエイベックス・グループ・ホールディングス株式会社の代表取締役副社長CSO(最高戦略責任者)千葉龍平氏が名前を連ねてると、語っていました。
そうそう、香港には同じイングリッシュネームの岸西(アイヴィー・ホー)という有名な脚本家で監督がいますが、彼女の「親密」や「月滿軒尼詩」も、このプロデューサーが手掛けた作品です。最近では大ヒットした「寒戰」もそうです。

少しおいて監督がいらしたので、趙又廷(マーク・チャオ)とアンジェラベイビー起用のポイント、シンガーソングライターの袁詠琳(Cindy)のキャスティングの理由などを伺いました。
袁詠琳の歌はもちろんサントラにも収録されていますが、何と言っても注目はマークが実際に歌っていること。「上手くなくてもよいから自分で歌って欲しかった」という監督ですが、いやいやけっこう上手ですよ、マークは。
そして、やっぱり聞きたい大陸版「九降風」の「攤開你的地圖」について。内容の関係で当局からの上映許可が下りず、未だに公開の見通しは立っていないとのことです。「残念ですね。」と言うと、「いえ、それよりも次の作品に期待して下さい」と、前向きな監督でした。

この『メモリー –First Time-』は、日本の会社ポリゴンマジックの配給事業第一弾ということですが、一般公開についてはまだ発表されていません。
オフィシャルサイトやFacebookはオープンしていますので、こちらで動向をチェックすることができます。

http://www.movie-memory.com
https://www.facebook.com/Memory1stTime?fref=ts

このインタビューは、後日Podcast配信しますので、どうぞお楽しみに!

★リンクは有り難いのですが、写真や記事の転載は固くお断りします。

|

« 第8回大阪アジアン映画祭『GF*BF』のヤン・ヤーチェ監督Q&A、ファンミーティングと個別インタビュー | トップページ | 第5回沖縄国際映画祭、グランプリは「ライジングドラゴン」と「デビーの幸せな毎日」 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 第8回大阪アジアン映画祭『GF*BF』のヤン・ヤーチェ監督Q&A、ファンミーティングと個別インタビュー | トップページ | 第5回沖縄国際映画祭、グランプリは「ライジングドラゴン」と「デビーの幸せな毎日」 »