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2013/03/02

台湾映画「阿嬤的夢中情人」の北村豊晴監督にインタビュー!

0302kitamura1今年の台湾での旧正月映画は、昨年にも増して台湾ローカルの生活や人々を描いた作品が多く公開されています。瞿友寧(チュウ・ヨウニン)監督の自伝的をもとにした「親愛的奶奶」、大ヒット中のドタバタ喜劇「大尾鱸鰻」、台湾版「Always三丁目の夕陽」とも言うべき人情喜劇「逗陣ㄟ」、南部の野球チームを描いた「天后之戰」、台湾ドリームの「我不窮,我只是沒錢香蕉傳奇」、そして2月27日から公開になった北村豊晴監督の第二作「阿嬤的夢中情人」です。

0302ayi1「阿嬤的夢中情人」は、1950〜70年代に"台湾のハリウッド"と呼ばれた台北郊外の温泉地北投で台湾語の映画が沢山作られていた時代を舞台に、売れっ子脚本家と新人女優、そこにからむ人気女優と二枚目スターたちが織りなす愛と人情、そして映画作りに夢をかける人々の物語。笑って泣いて…という北村節に加えて、かつての台湾語映画へのオマージュがたっぷりの作品です。
メインキャストは藍正龍(ラン・ジェンロン)、安心亞(アン・シンヤ)、天心(ティンシン)、王柏傑(ワン・ボージエ)という豪華な顔ぶれ。

0302kitamura2本作は蕭力修(シャオ・リーショウ)と共同監督ですが、プロモーションで多忙な北村豊晴監督に時間をいただき、インタビューしてきました。
今回は、「愛你一萬年(一万年愛してる)」のプロデューサーが企画していたお年寄りのラブロマンスに、この時代の台湾語映画製作の裏側を一緒にして、2013年から40年前を振り返る作りにしようということからスタートしたそうです。この現代と40年前のストーリーを見事な構成で見せ、終盤のたたみかけるような展開に泣かされるのです。

0302ayi3配役では最初に決まったのが脚本家役の藍正龍(ラン・ジェンロン)だそうで、劇中信じられないような五変化で色々なキャラクター(鹿のかぶり物あり、女装あり)を見せてくれますが、実はこれ、初日に全て撮ったということです。ご本人も「えっ?!」という感じだったらしいですが、監督の作戦勝ちで楽しそうに演じられたとか。
そして、ヒロインの安心亞(アン・シンヤ)はアイドルとして大人気ですが、女優としてはまだ未知数。でも、そんな不安を覆す体当たりの演技で、完成した時にはこの役は彼女以外にいなかった、と思わせるほどだと北村監督が言っていました。

0302ayi2そして、当時のハンサムスターに王柏傑(ワン・ボージエ)が扮していますが、実は当初別の役の予定だったのを急遽変更したそうです。イケメンだけど演技はヘタ、という役柄に、クラシックな顔立ちで若手演技派の彼はピッタリ。
そして、天心(ティンシン)はそのキャリアを生かして、華やかで気位の高い人気女優役を堂々と演じ、主演を張れる彼女をあえて助演で生かした監督の采配ぶりはお見事です。

この北村豊晴監督のインタビューは、3月18からPodcast配信予定です。ぜひお聞き下さい。

★リンクは有り難いのですが、写真や記事の転載は固くお断りします。

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