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2013/04/02

第8回大阪アジアン映画祭『親愛』リー・シンマン監督インタビュー

0402qinai1第8回大阪アジアン映画祭コンペティションのグランプリを獲得した中国映画『親愛』は、李欣蔓(リー・シンマン)監督のデビュー作です。
監督とプロデューサーのワン・ウエイ氏が登壇した上映回は、補助席も出るほどの人気だったとか。丁度「台湾映画の現在(いま)を語る」トークセッションと時間が重なったために、私はQ&Aを聞く事ができなかったのですが、翌日のクロージングセレモニーの前に個別インタビューしました。

0402qinai2今回同行したワン・ウエイプロデューサーは日本で暮らしたことがあるということで、日本語が堪能です。「僕はいいから、監督に話を聞いて下さい」と、脇へずれるという心遣いの方でした。素敵なパートナーです。
この作品は残留孤児を母親に持つシングルマザーが主人公ですが、日本企業に勤めていたり、日本との結びつきが強い映画なので、まずはこの企画のきっかけと制作の経緯から伺いました。
監督ご自身もこの映画のもうひとつの舞台となったハルピン出身ということで、劇中で描かれる残留孤児についてはかなり身近な事象だったそうです。
撮影は、上海、日本、東北部と広範囲に渡り、終盤の東北部の寒々とした風景、ヒロインの原風景ということになりますが、ここでの映像は大都市のセレブな生活風景とは一転して効果的です。この映像へのこだわりについても、お聞きしました。

0402qinai3また、監督は写真を見ての通りとてもきれいな方でオシャレ、北京電影学院で演技と演出の両方を学ばれたというので、どうして女優にならなかったのだろう…と気になっていました。監督の答えは…
「女優は、誰かに指示される立場でしょ。私は誰にも指示されたくないから。」
ときっぱり。
私も中国の女性監督数人にインタビューしたことがありますが、皆さんとても強い方でした。李欣蔓(リー・シンマン)監督は言います。
「映画監督は、中国においてまだまだ男性社会です。その中で私たち女性が仕事をしていくには、強さは必須です。」
と、これまたキッパリ。確かに…。

こんな芯の強い監督も、受賞の発表の時には相当びっくりされたようで、涙を浮かべて感無量の様子でした。クロージングセレモニーが終わって、退席される時に「おめでとうございます」と声をかけたら、「ありがとう!」と、ギュッと手を握ってくれました。

このインタビューは、後日Podcast配信しますので、ぜひお聞き下さい。

★リンクは有り難いのですが、写真や記事の転載は固くお断りします。

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