2013台北電影節のオープニングは鍾孟宏(チョン・モンホン)監督の「失魂」!
6月28日から7月20日まで開催される2013台北電影節のオープニングフィルムとクロージングフィルムが決定しました。
オープニングは「停車」「第四張畫(四枚目の似顔絵)」の鍾孟宏(チョン・モンホン)監督の新作「失魂」、クロージングは楊力州(ヤン・リージョウ)監督のドキュメンタリー「拔一條河」と陳芯宜(チェン・シンイー)、趙德胤(チャオ・ダーイン)、沈可尚(シェン・カーシャン)、張榮吉(チャン・ロンチー)の四人の監督による「台北工廠」の二作品です。
これがワールドプレミアとなる鍾孟宏監督の「失魂」は、王羽(ジミー・ウォング)と張孝全(ジョセフ・チャン)が親子を演じ、戴立忍(ダイ・リーレン)、陳湘琪(チェン・シアンチー)など強力なキャストによる心理サスペンス。
日本料理店の板前をしていた息子が突然昏倒、実家で静養することになりますが、感情をなくした機械のようになった息子に戸惑う父親。ある日血まみれの女の子の死体のそばで息子が表情もなく座っている息子…「おまえは誰なんだ?私の息子なのか?」…というストーリーです。
クロージングの一本「拔一條河」は、台北電影節や金馬獎の常連である楊力州監督がヒット作「青春啦啦隊」に続き一年をかけて高雄で撮影したものです。八八台風の傷跡が残る山中ではハードウエアの再建は容易でも住民の心の傷が癒えることは難しい現状。そんな中で子ども達が綱引き競技チームで頑張り、お母さんたちの異国のグルメ作りで故郷再建を目指す奮闘ぶりを記録しています。
もう一本のクロージング作品「台北工廠」は、カンヌ国際映画祭の後、台北電影節でアジアプレミアとなります。
また、先日発表された「國際青年導演競賽」の12作目は、ポーランドの「我們回不去了嗎(Loving)」に決まったことも発表されました。
※「失魂」については、こちらの記事をご参照下さい。
http://asian.cocolog-nifty.com/paradise/2012/06/post-1f71.html
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