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2013/07/08

日台合作映画『一分間だけ(仮題)』台北で製作発表

0708oneminute日本の小説、原田マハ著書「一分間だけ」を原作とした日台合作映画の製作が発表され、7月5日に台北で記者会見が行われました。
李崗(リー・ガン)プロデュースによる本作のメガホンをとるのは、陳慧翎(チェン・フイリン)。主演は張鈞甯(チャン・チュンニン)、何潤東(ピーター・ホー)のコンビです。

原作は日本の小説で原田マハの「一分間だけ」。原田マハ作品の映画化は『カフーを待ちわびて』(09年公開)、『ランウェイビート』(11年公開)に続いて3作目であり初の国外映画化となります。
本作は、忙しい日々の中で働く女性と、愛犬の生涯を描いた感動の物語。編集者として第一線で働きながら、愛犬が癌になり仕事と恋愛と闘病生活の日々を送る中、様々な葛藤や試練とぶつかりながら、本当に大切なものは何かを見つけ成長していく女性の姿を描いた作品です。
この「一分間だけ」は、小説発売以降、日本のみならず台湾でも多くの女性に共感と感動をよびベストセラーとなった小説です。

映画化に向けては、『ブロークバック・マウンテン』 (05)や、『ラスト、コーション』(07)など台湾を代表する映画監督李安(アン・リー)の弟である、映画プロデューサーのガン・リーが本作のストーリーに惚れ込み映画化となり、日本と台湾の合作映画となります。
新鋭女性監督の陳慧翎は、大ヒットドラマ「秋のコンチェルト」などで売れっ子の演出家。原作にある働く女性の"女子力"や、愛犬との感動のドラマはそのままに、"カワイイ"台湾アンティークや、台湾の情緒ある風景などが描かれます。

雑誌出版社の第一線で働き、編集担当から編集長にのし上がっていくキャリアウーマンの主人公を演じるのは、アジアンビューティーとして大注目の張鈞甯(チャン・チュンニン)。日本では現在、花王「アジエンス」のCMに出演しており、これから増々アジア全土での注目度が加速していく女優。
クランクインに向けては、実際の雑誌出版社で同行営業を行ったり、映画撮影を共にする犬と実際に共同生活を行うなど徹底した役作りで撮影に挑みます。

そして、仕事に忙しい彼女のために料理や家事をする彼氏役には、日本でも知名度の高い何潤東(ピーター・ホー)が、家庭的な男性役を演じます。さらに、国際派女優として活躍の場を広げる池端レイナが、日本の有名デザイナーの娘でありモデル役として出演し、雑誌の一大プロジェクトという物語の重要な役所に関わっていきます。

7月5日 製作発表記者会見のコメント

■張鈞甯(チャン・チュンニン)
4年ぶりに台湾の映画に出演し、非常に緊張しております。監督及びスタッフの皆様に心より感謝しております。去年は色々なことを経験しましたが、愛というものについて、永遠に勉強し続ける必要があると思い、本作にぜひ出演させていただきたいと思いました。

■何潤東(ピーター・ホー)
デビューしてから随分歳月を重ねましたが、やっと洋服を脱がなくてもいい脚本と巡り合い、まさに嬉しいです。石の上にも三年、ついに肉体をセールスポイントとする俳優からアップグレードできました。家庭的な男性の役柄ですので、小麦色の皮膚がダメと言われて、美白の化粧品を使っています。クランクアップしたら、女々しい男になるかもしれません。(笑)

■池端レイナ
「みなさま、こんにちは。池端レイナです。今日はとても嬉しいです。みなさまのことを心より感謝しております。宜しくお願いいたします。」と中国語でスピーチ。

■監督:陳慧翎(チェン・フイリン)
私はこれまでにテレビドラマやミュージックビデオをいくつも撮ってきました。しかし、今回ははじめて映画を撮影することになり、とても緊張しています。
ガン・リーから一年前に原作の小説を読ませていただいたとき、私は中国での映画撮影真っ最中でした。私がこの物語に感動する気持ちを持っているだろうと、ガン・リーは思っていたようです。しかし、そのとき私は一度お断りさせていただいたのです。
私は一度も犬などのペットを飼ったことがなく、原作にある犬を飼っている人の気持ちがあまり理解できなかったからです。しかし私は、この小説を読みおわってから、更にそれからの一年の間に、私をはじめ数々の友達が何かを失った経験や別離を経験し、ひとつ悟ったことがありました。
我々はいつも別れを経験した後に、それを大切にする気持ちを学ぶのです。
どうして我々は、ものごとに対して大切にする気持ちを、別れる前に学べないものなのか。私は、この映画のなかの主役の男女の気持ちを、自分のことのように理解することができるようになり監督を引き受けさせていただくことにしました。そして、このような愛と命の経験を映画を通して見る人に伝えたいと思います。

■製作総指揮:李崗(リー・ガン)
今回の映画は準備段階から今まで3年かかりました。原作は「一分間だけ」という日本のベストセラーで、雑誌編集者の女性と犬を描かれた物語です。台湾では皇冠出版社が出版を手がけていました。私は、台湾ではこのような題材が好まれると感じ映画化に踏み出しましたが、日本のプロデューサーとの出会いなくして映画化へは到達できなかったと思い、この機会に恵まれたことに感謝しています。ペットを題材にする映画は台湾ではじめてなので、これをきっかけに台湾映画市場を開拓することが期待できると思います。この作品は日本でも配給します。日本の題材を台湾風に書き直して、日本の要素もうまく取り入れたこの作品に、日本の役者さんにも出演してもらって、いろんな面で新しいチャレンジをしています。この作品が映画業界に新しい風として吹き込まれることを心から祈っております。

プロフィール

★チャン・チュンニン
中国名 張鈞甯
生年月日 1982年9月4日 
国立台北大学法学部を卒業後モデル活動を経て女優デビュー。数々のテレビドラマや映画に出演。映画『ビバ!監督人生!!』では2008年台北映画祭最優秀女優賞を受賞。その他、江口洋介主演の『詭絲/ SILK』(06)や、日本と台湾の合作映画『闘茶~Tea Fight~』(08)、日本人監督・小出正雪の台湾映画『とべないとり』(09)、2010年日本公開の香港映画『殺人犯』、2012年東京国際映画祭上映された『ズーム・ハンティング』(主演)、倍賞千恵子主演の日本と中国の合作映画『東京に来たばかり』など多数の作品に出演。テレビドラマではドラマ「ザ・ホスピタル」(06)でヒロインを演じたほか、「晴れのちボクらは恋をする」(10)、「僕らは再び恋をする」(11)など、台湾の数々の話題作に出演。映画、ドラマ以外でも、台湾のCM出演や数々のファッション誌の表紙を飾るなど、大注目の女優である。さらに日本でも、2013年より花王「アジエンス」のCMに出演している。

★ピーター・ホー
中国名 何潤東
生年月日 1975年9月13日
台湾とアメリカで育ち、98年に台湾で歌手としてデビュー。その後、94年の香港映画『永遠の恋人たち/バタフライ・ラヴァーズ』で俳優デビューを果たし、その後、台湾のみならず香港、中国など全アジアで数々の映画、テレビドラマに出演。01年には大ヒット映画のドラマ版「グリーン・デスティニー電視版」「風雲」に主演、ベビーフェイスながら、爽やかさとワイルドさを併せ持ったアイドル的存在で、人気スターの座を射止めた。以後、彼が出ないクールはない程に次々とドラマに主演し、台湾を代表するスターとしてアジア全土で活躍。『T.R.Y.』『着信アリ2』等の日本映画や、NHKドラマ「上海タイフーン」へも積極的に出演し、多数のファンを獲得している。

★池端レイナ
生年月日 1987年11月5日
2010年、Girl's Award2010SPRING/SUMMERモデルオーデションにてグランプリを受賞。同年、琉球アジアコレクションにモデル出演。その後、女優としても活動の場を広げ、2012年には、舞台、映画、テレビと活躍。映画では、2012年『FASHION STORY』に出演、2013年沖縄映画祭で上映された、日本と香港の共同製作された『BLUE BIRD』(堀江慶監督)に出演している。今後、日本国内だけでなく世界に視野を向け活躍の場を広げていく注目の女優である。

★監督・チェン・フイリン
中国名 陳慧翎 1975年生まれ
淡江大学マスコミ学科卒業後、ドキュメンタリーの経験を経て、2004年にドラマの制作にたずさわる。2008年にはじめてドラマの監督を務め、「原題:黄金線」と「原題:與男友的前女友密談」で、テレビドラマのアカデミー賞である金鐘獎の、編集、短編ドラマ脚本、ドラマ監督の三つの賞を獲得、審査員に鬼才と評される。その後、高視聴率をたたき出したアイドルドラマ「秋のコンチェルト」の監督を務めた後、業界で引く手あまたの監督である。その後も恋愛ドラマ「王子様の条件?Queen Loves Diamonds?」などを手がけ、2010年には、日本でも放送された「あの日を乗り越えて(那年,雨不停國)」でも受賞。昨年の李崗プロデュース映画「《内人外人》新移民系列」四部作の中の「吉林的月光」を監督している。

★製作総指揮:リー・ガン
中国名:李崗 1957年生まれ。
アカデミー賞を2度受賞した、アン・リー監督の弟で、台湾を代表する映画プロデューサー。プロデュース作『ヤンヤン(陽陽)』(09)は、アン・リーとの共同プロジェクト「推手計画」(台湾の若手監督を育成するという目的)で製作され、ベルリン映画祭に招待上映された。
今年の沖縄国際映画祭でプロデュースした「《内人外人》新移民系列」四部作の中の「デビーの幸せな毎日(黛比的幸福生活)」は“Peace部門”海人(うみんちゅ)賞グランプリを獲得。
安可電影股份有限公司代表取締役。本格的な日本台湾合作映画は本作が初めて。

★原作者:原田マハ
1962 年東京都生まれ。
関西学院大学文学部日本文学科、早稲田大学第二文学部
美術史科卒業。 伊藤忠商事株式会社、森ビル森美術館設立準備室、ニューヨーク近代美術館勤務を経て、2002年フリーのキュレーター、カルチャーライターとなり、2006年より作家となる。2005年『カフーを待ちわびて』で第一回「日本ラブストーリー大賞」大賞受賞。2012年『楽園のカンヴァス』で第二十五回山本周五郎賞受賞。
主な著作に『一分間だけ』『#9』(宝島社)、『さいはての彼女』(角川書店)、『ごめん』『風のマジム』(講談社)、『キネマの神様』(文藝春秋)、『翼をください』(毎日新聞社)、『インディペンデンス・デイ』(PHP 研究所)、『星がひとつほしいとの祈り』(実業之日本社)、『本日は、お日柄もよく』(徳間書店)、『まぐだら屋のマリア』(幻冬舎)、『でーれーガールズ』(祥伝社)、『永遠をさがしに』(河出書房新社)、『旅屋おかえり』(集英社)、『生きるぼくら』(徳間書店)、『ジヴェルニーの食卓』(集英社)。近著に『総理の夫』(実業之日本社)を2013年7月に発売予定。

タイトル:「一分間だけ(仮題)」  
原作:「一分間だけ」原田マハ(宝島社)
監督:チェン・フイリン
製作総指揮:ガン・リー、吉田正大
出演:チャン・チュンニン、ピーター・ホー、池端レイナ、ほか
日本配給:ティ・ジョイ
日本公開表記:2014年 全国公開

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