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2014/11/20

『寒蟬效應』王維明(ワン・ウェイミン)監督インタビュー

1120wang1_2いま台湾で公開中の映画『寒蟬效應』の王維明(ワン・ウェイミン)監督にインタビューしました。
王維明監督は、楊德昌(エドワード・ヤン)監督の『エドワード・ヤンの恋愛時代』でメインキャストのひとりをつとめ、その後楊德昌監督のもとで映画製作に関わる様々な仕事に従事、片腕と言われた方です。
後に「電視電影」と呼ばれる映画的手法で作ったテレビドラマやCM制作の道を歩み、今回の『寒蟬效應』は劇場用映画初監督作品です。

1120wang2『寒蟬效應』は、台東で起きた実際のレイプ事件をもとに作られた社会問題と愛憎を描いた作品で、メインキャストは戴立忍(ダイ・リーレン)、郭采潔(アンバー・クォ)、徐若瑄(ビビアン・スー)、周幼婷(ジェイド・チョウ)、撮影は李屏賓(リー・ ピンビン)という豪華な顔ぶれです。

王維明監督は長身でイケメン、論理的でわかりやすい語り口や良い声が戴立忍(ダイ・リーレン)とよく似ています。同じ楊德昌門下だからでしょうか。(^o^)
なんでこんなイケメンなのに俳優を続けずにクリエイターになったのか、と聞いてみると、「ライトを浴びて演技する俳優という仕事はあまり好きになれなかったから」だそうです。でも、今回戴立忍に出演してもらったので、今度戴立忍が監督する時には俳優として協力すると言っていました。

1120wang3監督もまた、多くの台湾監督のように低迷する台湾映画界の中で映画製作を諦めずにCMなどのクリエイティブ活動で機会を待っていたそうですが、3年くらい前に、ある弁護士の女性からこの話を聞き、この題材を映画化しようと思ったそうです。そしてこの弁護士は、劇中でビビアン・スーが演じています。

戴立忍にレイプ事件を起こす教授をキャスティングしたのは、ステレオタイプの善悪を表現するのではないキャラクターにしたかったから、ということです。
また、レイプ事件の被告である夫を弁護する弁護士の妻、という設定は監督の創作だそうですが、夫の為に家庭の為に、自分のこれまで守ってきた正義を捨てるという選択をする苦渋。一方勝てない裁判だとわかっていても社会を変えるために自分の家庭を犠牲にして原告を弁護するビビアン・スー演じる弁護士。これまでのアイドル的な役柄からの脱皮に成功した郭采潔、みな監督との厚い信頼関係で見事なアンサンブルを見せています。

1120wang4このほか演出方法や楊德昌監督から受け継いだものなどたっぷり一時間半、お話を伺うことができました。
このインタビューは、近々Podcastで配信しますので、お楽しみに!

そして、戴立忍(ダイ・リーレン)のインタビューは12月13日に発売される「台湾エンタメパラダイスvol.10」に掲載されます。こちらもぜひ併せてどうぞ。

※これまでの『寒蟬效應』に関する記事

台湾映画『寒蟬效應』台北ブレミア!
http://asian.cocolog-nifty.com/paradise/2014/10/post-1271.html

この秋期待の台湾映画『寒蟬效應』予告編発表!
http://asian.cocolog-nifty.com/paradise/2014/09/post-98ce.html

★リンクは有り難いのですが、写真や記事の転載は固くお断りします。

台湾エンタメパラダイスvol.10

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