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2014/12/30

2014年の中華圏映画を振り返る〜香港編〜

1230hk1香港は中国に回帰して以来"香港映画"と呼べる作品がどれなのか区分けが難しくなってきていますが、旧正月映画のコメディや、杜汶澤(チャップマン・トー)の主演作ほか中国(大陸)資本の全く入っていない作品ももちろんあります。
ただ成龍(ジャッキー・チェン)のシリーズ作ではあるものの、「警察故事2013」は完全な中国映画だったり、最後の砦?と勝手に思っていた彭浩翔(パン・ホーチョン)も、「春嬌與志明」や最新作「撒嬌女人最好命」で中国に足を踏み入れました。

港影業協會・香港戲院商會発表の興行収入はまだ上半期しか出ていませんが、下半期にそれほどヒットがなかったので、ほぼこれがベスト10と言っても良いのではないかと思われます。

金雞sss
賭城風雲
西遊記之大鬧天宮
竊聽風雲3
那夜凌晨,我坐上了旺角開往大埔的紅VAN
救火英雄
六福喜事
魔警
豪情3D
香港仔

1230hk2ヒットシリーズ、呉君如(サンドラ・ン)の最新作「金雞sss」は相変わらずの強さで、すっかりお正月の顔になりました。周潤發(チュウ・ユンファ)が久々に「賭城風雲」でゴッド・ギャンブラーに帰り咲き、共演した謝霆鋒(ニコラス・ツェ)は「救火英雄(ファイアー・レスキュー)」で主演、好成績を上げています。
劉青雲(ラウ・チンワン)、古天樂(ルイス・クー)、吳彥祖(ダニエル・ウー)でシリーズ3作目になる「竊聽風雲3」は、周迅(ジュウ・シュン)と大陸資本がが参加。

1230hk3陳果(フルーツ・チャン)監督久々の長編「那夜凌晨,我坐上了旺角開往大埔的紅VAN」は、ベルリン国際映画祭や台北電影節、台北金馬影展、プチュン国際ファンタスティック映画祭、東京国際映画祭(タイトルは「ミッドナイト・アフター」)で上映され、今年の香港国際電影節のオープニング作品でした。プチュンでは審査員特別賞、金馬奨です視覚効果賞を受賞しています。明らかに後編がある作りで完結していないのですが、かなり面白く、早く続きが見たくなる作品ですね。

1216criminal1林超賢(ダンテ・ラム)監督とのコンビで評価がグンと上がり、影帝になった張家輝(ニック・チョン)は、「魔警」で呉彦祖(ダニエル・ウー)と丁々発止の演技を見せたかと思うと、鄭秀文(サミー・チェン)とのラブコメ「失戀急讓」もありました。そして「盂蘭神功」というホラー映画で監督デビュー、未見ですが興味津々です。「魔警」は「クリミナル・アフェア 魔警」という邦題で、2月14日から日本公開が決まっています。

1230hk5「豪情3D」は、2003年の「豪情」とは別物ですが、当時主演した古天樂(ルイス・クー)がプロデュースとゲスト出演で、主役は杜汶澤(チャップマン・トー)。加藤鷹や夕樹舞子ほか日本のAV界から大挙出演していて、公開第一週で1億5千万円を超える成績をあげました。
一方彭浩翔(パン・ホーチョン)は「那夜凌晨,我坐上了旺角開往大埔的紅VAN」と一緒に今年の香港国際電影節のオープニングを飾った「香港仔」を発表、家族や夫婦愛を描いて、才能の多様さを実感させられます。金馬奨で、呉孟達の助演男優賞とオリジナル楽曲賞がノミネートされました。

良くも悪くもスターの長期政権が続く香港映画ですが、日本には根強いファンがいるので単館ではあるものの公開率が高いのはうれしい限り。でも、アクションやクライムサスペンスだけでなく、「那夜凌晨,我坐上了旺角開往大埔的紅VAN」や「香港仔」もぜひ公開して欲しいですね。

★リンクは有り難いのですが、写真や記事の転載は固くお断りします。

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