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2015/03/16

大阪アジアン映画祭『サシミ』潘志遠(パン・ジーユエン)監督インタビュー

0316sashimi1大阪アジアン映画祭で最後のインタビューは、台湾映画『サシミ(原題:沙西米)』の潘志遠(パン・ジーユエン)監督でした。
本作は、日本のAV女優波多野結衣がヒロインを演じること、蔡明亮(ツァイ・ミンリャン)監督のもとを離れて李康生(リー・カンシェン)が主役を務めるということで話題になっています。これまでと違い台詞が多く、しかもほとんどが日本語。台湾での公開が当初の予定より延びたため、大阪アジアン映画祭がワールドプレミアとなりました。

『サシミ』は、風変わりなラブストーリーで、台湾で日本料理店を営む主人公が、失踪した妻にそっくりのAV女優に新作がリリースされる度に絵はがきを出し、ついにその女優が彼の店を訪れるところから物語が始まります。
外国人監督が描く日本文化というのはちょっと?というところが多いのですが、本作もまた同様の疑問点がいくつかあります。特に、性風俗に関しては誇張されたイメージを持つ人が多く、まぁ、そこは全世界共通のロマンということで許容範囲としましょう。(^o^)

0316sashimi2まず、蔡明亮(ツァイ・ミンリャン)色の濃い李康生(リー・カンシェン)を何故使ったのかから聞きました。「確かにおっしゃるとおりですが、台湾には40代で歌手やタレントではない専業の俳優が少ないのです。李康生は波多野結衣との共演ということでも快諾してくれました」ということで、まず最初に決まったのが、波多野結衣だとか。
では、なぜ波多野結衣なのか…。「AV女優という役柄だから本物が良い」というシンプルな回答でした。

しかし、実は映画の中で波多野結衣の露出部分が非常に少ないのです。これも「別にAV女優でなくてもできる役ですが、波多野結衣の出演は興行成績にも結びつくだろうし、あえてそういう波多野結衣さんを見てもらいたかったからです」と言う監督。
それでは、観客の期待を裏切ることになるのでは?と思いましたが、それ以上は突っ込むのをやめました。(^o^)

0316sashimi3もう一人、日本からタクヤさんが波多野結衣のマネージャー役で出演しています。彼は深夜番組で人気になった二丁目のゲイバーのママさんですが、台湾でも大人気ということでの起用だそうです。確かに、芝居は素人ですが、ものすごい存在感でした。
ほかに、台湾からは『トランスフォーマー4』でハリウッドデビューも果たした紀培慧(テレサ・チー)、『セデック・バレ』で花岡二郎に分した蘇達(スー・ダー)などが出演、特に紀培慧は李康生とかなりハードなからみのシーンもあり、大胆な演技で頑張っています。

0316sashimi4さて、潘志遠監督は北京電影学院で学び、台湾ではこれまで二本映画を撮っています。誰に師事するでもなく独立独歩。「映画を作るのに、色々なスタイルがあって良いと思います。僕は北京で学んだので、中国の第5世代の監督達にインスパイアされるものはありますし、台湾では李安(アン・リー)監督を尊敬しています」ということで、これからもこの独自のスタイルで進んでいくのでしょう。

このインタビューは、後日Podcastで配信します。ご期待下さい。

★リンクは有り難いのですが、写真や記事の転載は固くお断りします。

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