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2015/03/10

大阪アジアン映画祭『点対点』黃浩然(アモス・ウィー)監督&戴偉棠(アンガス・ダイ)カメラマンQ&Aとインタビュー

0310tian1香港インディーズ映画の秀作として話題の「点対点」、大阪アジアン映画祭で上映され、黃浩然(アモス・ウィー)監督とカメラマンの戴偉棠(アンガス・ダイ)が来日しました。
7日の上映後にQ&Aがあり、戴偉棠はヨドバシカメラで買ったというウェアラブルカメラをヘッドマウントで装着して登場。さすがカメラマンですね。「これは自分の目線で撮れるんだ。日本の製品は良いね」とご機嫌でした。

Q&Aでは、香港の色々な場所で撮影されているこの映画が、許可申請の厳しい香港でどのように撮影したのかという質問に「ゲリラ撮影です」と、多くの監督達と同じ答えが返ってきました。でも「ちゃんと2000ドルの罰金を用意して撮っていました(笑)」とのこと。

0310tian2Q&A後のサイン会が終わったところでインタビューとなりましたが、まずはお二人のプロフィルを確認させていただきました。
「点対点」は黃浩然(アモス・ウィー)監督43才にして初の劇場用長編映画となりましたが、演藝學院を卒業した後開局したばかりの有線電視に入り、ATVに映ってテレビ番組制作に関わってきました。その後、爾冬陞(イー・トンシン)監督の『フル・スロットル/烈火戦車』や徐克(ツイ・ハーク)監督の『ブレード/刀』などのチームで働き、香港電台でドキュメンタリーやドラマを制作。生活の為に新聞や雑誌、Webの仕事もしたそうです。
今回の『点対点』は1999年に考えたもので、15年めにしてようやく制作〜公開できた作品。

一方のカメラマン戴偉棠(アンガス・ダイ)は演藝學院の後輩にあたり、葉偉信(ウィルソン・イップ)監督や陳木勝(ベニー・チャン)監督、カメラマンの關本良(グァン・ ブンリャン)、潘耀明(アンソニー・パン)、陳志英らのもとでキャリアを積んできたそうです。

0310tian3そんなお二人がタッグを組んだ『点対点』は、大陸から香港に赴任してきた中国語教師とカナダから戻ったグラフィックデザイナーが、香港の街で誰も気づかないような謎めいた点つなぎの図形が縁で運命の出会いをするラブストーリー。冒頭にも書きましたが、香港の街のあちこちで撮影されていて、これまで見たことも行ったこともない風景がふんだんに出るので、香港好きにとってはロケ地探検のチャレンジ精神が大いにくすぐられます。

0310tian4インタビューでは、映画を撮ることは並大抵のことではない今の香港映画界で、どうやって資金を集めたのか、大陸のマーケットと資本という二代ポイントにより、純粋な香港映画を作ることがとても難しい中で現状をどのようにとらえているのか、などお聞きしました。
印象的だったのは、「難しいものこそチャレンジしたい、それから香港の映画人は映画製作で生計を立てていかなければならないから、妥協もせざるを得ない。でも僕は映画作りが全てではない。これまで43年間映画だけでなく色々なことをやって来たから、どんな状況でも生きていける」という、自信に満ちた言葉でした。
まったくブレることのない黃浩然監督、作りたいテーマは山ほどあるというので、次はどんな形でどんな作品を見せてくれるのか、楽しみです。

このインタビューは、後日Podcastで配信予定です。どうぞお楽しみに!

なお、『点対点』の二回目の上映は3/12(木)19:00です。ゲストも登壇予定ですので、詳しくは大阪アジアン映画祭の公式サイトでご確認下さい。

★リンクは有り難いのですが、写真や記事の転載は固くお断りします。

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