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2015/07/04

台北電影節で『獨一無二』のワールドプレミア!

0704duyi1『牯嶺街少年殺人事件』の脚本家でもある楊順清(ヤン・シュンチン)監督の新作『獨一無二』が、7月3日に台北電影節でプレミア上映されました。
この上映に伴い、楊順清監督以下メインキャストの曹晏豪(ツァオ・イエンハオ)、溫貞菱(ウェン・チェンリン)、雷婕熙(レイ・チエシー)、張詩盈(チャン・シーイン)、高盟傑(カオ・モンジエ)が舞台挨拶とQ&Aを行いました。

楊順清(ヤン・シュンチン)監督は、本作が10年ぶりの監督作品になりますが、この10年で台湾は不動産、環境、教育、食品の安全性など様々な社会問題が起きており、仕事で成果を上げるために愛が犠牲になり傷つくことがあまりに多いという現状を、映画にして2時間の中でこのことを伝えなければ、と思い立ったそうです。

0704duyi2ストーリーをご紹介します。
純朴で明るい阿彥は、かつての同級生で今は不動産の仲介業をしている燕子に再会する。見た目は真面目な燕子だが、実は不倫相手の悪徳不動産仲介業の社長と結託して、阿彥の祖母の全財産をマンション購入に誘導する。
一方、芸能人のマネジメント会社を経営している小于は新人モデルの売り出しに成功するが、脳腫瘍が発覚、余命半年を言い渡される。
この全く世界の違う青年阿彥と小于が運命のいたずらで出会い、彼らは互いの生死と未来に大きく関わることになる…。

主役の曹晏豪(ツァオ・イエンハオ)は本作が映画デビューで、張震(チャン・チェン)に似ていることから「小張震(リトルチャン・チェン)」と呼ばれており、純朴でシンプルな青年阿彥とクールなマネージャー小于の二役を演じています。
監督は「彼に初めて会ったのは教会で、台湾芸術大学に誘ったらそこで着実に進歩を遂げたので、この役に起用してみようと思った。ただ、不安と緊張でなかなかうまくいかないので、本当に彼で良いのかどうか迷い、牧師に聞いてみました。そうしたら牧師が彼の心の中にはダークサイドがあるというので、嬉しくなった。今回の役は天使と悪魔の両面を演じるのだから」というキャスティングのエピソードを語り、観客は大爆笑でした。

0704duyi3_2悪徳不動産仲介業の社長に扮した戴立忍(ダイ・リーレン)は今回出席できませんでしたが、愛人役の溫貞菱(ウェン・チェンリン)は、とても緊張して、戴立忍の演技に圧倒されたと語りました。
その戴立忍の役について、Q&Aで「彼は広東語を話しているが、香港陣という設定なのか?」という質問に、監督は「この役は香港から台湾に進出し、金儲け目的で台湾の大地主の娘を妻にする。台湾実業界でのし上がりたいという野望で無理に台湾語を喋ったりするという複雑な背景を持っている」と説明。おそらく監督の要求以上の演技をしているのではないでしょうか。

また、観客からいま台湾が抱える社会問題を取り上げたのはとても良いが、編集の関係からか中盤からまとまりに欠ける、という意見が出て、監督は「確かにこの沢山の問題を描くのに気持ちが先に走り、2時間内で収め切れていないかも知れない。展開を急ぎすぎた所も自覚している。あなたの観察は正しい。ありがとう」という場面もあり、来年3月の一般公開までに、さらなるブラッシュアップをするのではないかと思われます。

『獨一無二』
監督:楊順清(ヤン・シュンチン)
出演:曹晏豪(ツァオ・イエンハオ)、溫貞菱(ウェン・チェンリン)、戴立忍(ダイ・リーレン)、雷婕熙(レイ・チエシー)、張詩盈(チャン・シーイン)、高盟傑(カオ・モンジエ)
2016年3月台湾で公開予定

★リンクは有り難いのですが、写真や記事の転載は固くお断りします。

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