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2015/11/26

東京フィルメックス『最愛の子(原題:親愛的)』陳可辛(ピーター・チャン)監督Q&Aとインタビュー

1125peter1開催中の東京フィルメックスで『最愛の子(原題:親愛的)』の上映に伴い、陳可辛(ピーター・チャン)監督が来日、上映後のQ&Aを行いました。
2012年の『捜査官X』日本公開時から3年ぶりの来日になる監督、活動の場を中国に移して10年、今回の作品はまさに中国のさまざまな問題を描いたヒューマンドラマの傑作です。

1125peter2去年台北の金馬影展で本作を見て感動し日本での公開を期待していたので、本当にうれしい!しかも、監督のお話を聞くことができる機会はとても有り難いです。
本作は中国で社会問題になっている子供の誘拐事件を題材に、親子の愛をいろいろな角度から描いています。監督はニュースで多発する誘拐事件を知って衝撃を受け、これは急激な経済成長で起きている社会のひずみ、つまり貧富の差や地域格差、古い慣習と考え、教育問題など複合的なものが子供の売買に関係している、これは映画にしなければ、と思ったそうです。
ストーリーなどは、下段にリンクを貼ってある以前の記事をご覧下さい。

1125peter3もちろん一人っ子政策が要因のひとつと言われていますが、これが正しいかどうかという教条的なことではなく、この事件を通して何故こういう事件が起きているのか、その社会背景と現状に目を向けて欲しいというのが映画化の目的だと語っていました。
そして、趙薇(ヴィッキー・チャオ)のノーメイクについての質問については「化粧品メーカーは彼女のような女優を恐れているでしょう。本当に美しい人は化粧をしなくても美しいのですから」と笑わせてくれましたが、「人間は不思議なもので、年をとれば年をとるほど化粧をしたくなるんですよね。厚化粧をすればするほど、年寄りに見えますよ」というのが説得文句だったそうです。

1125peter4また、今回はラウンドインタビューも行い、さらに作品の深部までお話をうかがうことができました。
監督はひとつひとつかなり長く答えて下さり、二巡目の最初の媒体(アジアンパラダイスです)が終わったところでタイムアウトとなってしまいました。ところが、監督は残りの2媒体を気遣い「僕は大丈夫だから、最後までやりましょう」と言って下さり予定時間を20分も延長、本当に素敵な方です。

このQ&Aとインタビューは、後日Podcastで配信します。
どうぞお楽しみに!

1009dearest『最愛の子』(原題:親愛的)
2016 年新春、シネスイッチ銀座ほか全国順次公開
監督:陳可辛(ピーター・チャン)
出演:趙薇(ヴィッキー・チャオ)黄渤(ホアン・ボー)郝蕾(ハオ・レイ)佟大為(トン・ダーウェイ)張雨綺(キティ・チャン)
配給:ハピネット+ビターズ・エンド
公式サイト:http://bitters.co.jp/saiainoko/

※『最愛の子(原題:親愛的)』に関するこれまでの記事

陳可辛(ピーター・チャン)監督の『最愛の子(原題:親愛的)』が来年1月に公開!
http://asian.cocolog-nifty.com/paradise/2015/10/1-2481.html

★リンクは有り難いのですが、写真や記事の転載は固くお断りします。

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