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2016/03/08

大阪アジアン映画祭、台湾映画『あの頃、この時』朱詩倩(ミシェル・チュー)プロデューサーインタビューとQ&A!

0308moment1_3大阪アジアン映画祭の特集企画《台湾:電影ルネッサンス2016》で上映されたドキュメンタリー映画『あの頃、この時』の第一回上映日、3月5日に朱詩倩(ミシェル・チュー)プロデューサーが来日してQ&Aを行いました。
丁度台湾でこの映画の一般公開が開始ということで、楊力州(ヤン・リージョウ)監督はそのプロモーションの為、大阪にはプロデューサーが参加ということになったそうです。

0303moment4この作品は、一昨年金馬50周年の時に政府文化部からのオファーを受けて製作した50年の台湾映画の歴史をたどるドキュメンタリーで、一年をかけて監督や俳優ほか関係者の証言を集め楽曲の権利処理をして創り上げた歴代最強の豪華キャストの記録映画です。ナレーションは、桂綸鎂(グイ・ルンメイ)がつとめています。
台湾公開は、ドキュメンタリーとしては全台湾68館一斉という史上初の大規模公開という快挙です。

朱詩倩プロデューサーもこの日の夜のQ&Aが終わったら翌日早々に帰国して台湾プロモーションに駆けつけなければならないということで、上映前の昼間にインタビューを行いました。
朱詩倩プロデューサーは楊力州監督の夫人でとても美しく知的、それでいて女性らしい柔らかさを持った方で本当に素敵でした。台湾では監督の奥様がプロデューサーというケースがけっこう多いのですが、このお二人はそれに加えてもともと師弟だったというカップルです。

0308moment3インタビューではまず、今回の台湾公開バージョンは一昨年金馬影展で上映された時のものと違うということで、その違いをお聞きしました。
台湾公開バージョンは、広く多くの人に見てもらうためエンタメ色を濃くして武侠映画や黒社会映画を多くして、全体の20%を変えたということでした。
しかし、大阪アジアン映画祭ではやはり金馬影展バージョンでの上映だそうです。

0308moment4これだけのスター俳優たちのシーンを使うことで、権利処理などはたいへんだったのではないかと聞くと、「それはもうたいへんでした。映画本編、音楽などあらゆる権利交渉でクタクタになりました。映画の版権は監督が持っていることはなく、名作などは海外に買われているので特にハリウッドに権利が渡ったものはとても高くて諦めざるを得ませんでした。でも、監督はお金の問題は“問題”とは言えないと言い、それを説得するのも苦労しました」ということでした。

0308moment5この苦労話はQ&Aでも展開されましたが、観客からの質問でおもしろいものをひとつ紹介します。
映画の中で桂綸鎂ファンの映画マニアが、最後に映画館を借り切って見ているところに桂綸鎂本人が現れてとなりに座るというシーンがあるのですが、これは本当にサプライズ演出で、ファンの青年の動揺ぶりと喜びが伝わってきます。監督自身が、子供の頃映画館で見終わったら本物の出演スターが出てくるのではないかと思っていたそうで、その思いとファンの思いを今回の映画の中で実現させたということでした。

大阪アジアン映画祭開催中!
『あの頃、この時』は、3月13日にも上映があります。ぜひご覧になって下さい。

朱詩倩(ミシェル・チュー)プロデューサーインタビューは、後日Podcastで配信します。

※これまでの『あの頃、この時(原題:那時此刻)』に関する記事

2016/03/03
『我們的那時此刻』台湾プレミア!大阪アジアン映画祭でも上映
http://asian.cocolog-nifty.com/paradise/2016/03/post-ad97.html

★リンクは有り難いのですが、写真や記事の転載は固くお断りします。

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