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2016/03/10

大阪アジアン映画祭、台湾映画『欠けてる一族(原題:缺角一族)』Q&Aと江豐宏(ジャン・フォンホン)監督インタビュー!

0310quejiao1大阪アジアン映画祭のコンペ部門で上映された台湾映画『欠けてる一族(原題:缺角一族)』の江豐宏(ジャン・フォンホン)監督が、6日の上映後にQ&Aを行いました。
Q&Aではまず監督が「この映画は南の屏東、懇丁を中心に台湾北部や台東、台中でも撮影しました。皆さんに気に入っていただきければうれしいです」、黃宥驊(ホアン・ヨウホア)プロデューサーは「美しい風景を楽しんで下さい。そしてぜひ台湾に来て下さい」と挨拶しました。

0310quejiao2この映画はS.H.EのELLA(陳嘉樺)と新世代俳優として売れっ子の林柏宏(リン・ボーホン)の顔合わせによるハートフルストーリーで、過去のトラウマにより5秒考えないと言葉が出てこないという主人公が、それを克服するためにヒッチハイクを繰り返し、そこで出会った人々との悲喜こもごもを描いています。
しかし監督は「この映画はシリアスなものではなく、コメディタッチにしたかった」と言っていました。

0310quejiao3観客から、主人公が5秒考えないと言葉が出てこないという設定について質問があり、監督は「実は脚本担当の一人がそういう人だったのです。忙しい現代で5秒待つというのはなかなか難しいので、それをどう撮るか、どう表現するかに頭を使いました。その解決法のひとつとして、主人公を演じる俳優はとにかく笑顔の素敵な人、5秒待っても飽きない人を選びました」と言っていました。

また、ELLAのエピソードについての質問には、監督が「びんろう娘という設定もELLAが考え、色々なコスプレもELLA自身のアイデアでした」と答えていました。

0310quejiao4このQ&Aに続いて監督はサイン会で観客と交流し、その後インタビューです。
本作の制作のスタートは、プロデューサーからでした。「原案は私と脚本家で作り、監督に興味があるかどうか聞きました。監督からは脚本やビジュアル面でもアイデアをたくさんもらって、脚本を修正していきました。5秒待たないと言葉がでてこないというのは、医学上でも現存する病気です。こういう主人公にしたのは、人間に対する優しい目をもっと持って欲しいということと、失意の底にいる人達を慰めたいという気持ちでこの作品を創りました」ということです。

0310quejiao5それを受けた監督は「現代のスピード社会の中で、僕はもっとゆるやかに暮らしても良いのではないか、そして人間なら誰でもどこか足りない部分を抱えているのではないかと思い、それを表現したかった。プロデューサーと方向性を決めていくときに、コメディタッチにしたい、ユーモラスな部分を盛り込んで観客にわかりやすいように作りたいと思いました」と語りました。

0310quejiao6また、主役の林柏宏の俳優としての魅力を聞いてみると「彼はスター性もあり、仕事に取り組む態度がとても真剣で役への理解が深いのです。ですから色々なプロジェクトから引っ張りだこで、チャンスが多いということは成長も早いということですね」と絶賛していました。

このインタビューは、後日Podcastでお届けします。

『欠けてる一族(原題:缺角一族)』
監督:江豐宏(ジャン・フォンホン)
出演:ELLA(陳嘉樺)、林柏宏(リン・ボーホン)、蔡振南(ツァイ・シンナン)、林美照(リン・メイジャオ)

第11回大阪アジアン映画祭は、3月13日まで開催中!

※『欠けてる一族(原題:缺角一族)』と林柏宏に関する記事

2015/08/17
Podcast 林柏宏(リン・ボーホン)インタビュー2015 in 台北
http://asianparadise.sblo.jp/article/161700571.html

2015/06/11
林柏宏(リン・ボーホン)インタビュー in 台北2015
http://asian.cocolog-nifty.com/paradise/2015/06/in-2015-1ea5.html

2015/05/14
映画『缺角一族』台北でプレミア!
http://asian.cocolog-nifty.com/paradise/2015/05/post-9f3d.html

★リンクは有り難いのですが、写真や記事の転載は固くお断りします。

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