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2016/06/14

「台湾の音楽フェスへ行こう!」[DAY 3]THIS World Music Fest @ Formosa 這・世界音楽節

0613twfes13日にわたって開催された台湾文化センターのイベント「台湾の音楽フェスへ行こう!」の最終日は、THIS World Music Fest @ Formosa 這・世界音楽節をテーマに、オーガナイザーの張四十三(Chang43)のトーク、原住民アーティストの查勞(Chalaw)と客家アーティスト黃連煜(Ayugo)のライブが行われました。

THIS World Music Fest @ Formosa 這・世界音楽節は、2015年12月4日〜6日、台北市花博公園・舞蝶館にて第1回が開催された、台湾初のワールド・ミュージックに特化した音楽フェスティバルです。
台湾文化部と角頭音楽の主催で入場は無料、台湾原住民や客家(ハッカ/古代中国王族の末裔)を初め、アジア各地のエスニックな音楽アーティストを招き、セミナーやフォーラムも開かれ、エスニック文化を学び体験できる貴重な場となっています。

0613twfes2THIS World Music Fest @ Formosa 這・世界音楽節のオーガナイザー張四十三は、歌手として2作のアルバムを世に出した後、プロデューサーに転身、1998年秋に「角頭音楽(Taiwan Colors Music /TCM)」を創設。2000年、新北市政府の助成を得て、「Ho-Hai-Yan Music Festival貢寮国際海洋音楽祭」をスタートし、今では台湾最大の音楽イベントに発展しています。
一貫して台湾原住民あるいは客家の音楽を支援し、2010年より2作の音楽劇、2015年には映画もプロデュースしています。

そんな張四十三のトークは、ある一人の日本人青年の捜索エピソードから始まりました。
2011年3月に突然角頭音楽を訪ねてきたその青年は、こここそ自分が目指している音楽だと言い、活動を始めたかったそうですが、3.11の地震で「東北には友達が沢山いるので心配だ、一国も早く帰国したい」と張四十三に飛行機代を借り、担保としてギターなどを置いていったと言います。「必ず帰って来るから」と言う彼でしたが、以来何の音沙汰もなく持ち主のいないギターが角頭音楽で待っているので、この場のメディアに捜索協力を依頼したのでした。

まぁ、これはちょっと長い"つかみ"のようで、本題は7月9日に開催される「金光舞台車 閃閃嘉年華」というイベントの紹介でした。台湾で開発したステージトラック(トラックを改造した移動ステージ)の話はとってもおもしろくて、張四十三の巧みな話術に場内は一気に引き込まれていきます。
このステージトラックは廟をまわり神様に捧げるポールダンスなどのパフォーマンスが行われるのですが、これを30台集めて同時パフォーマンスを展開する「金光舞台車 閃閃嘉年華」を7月9日に台北市政府前で開催するそうです。ポールダンスをはじめ台客ロックのライブ、小吃の屋台も出るとか。かなり興味深いイベントです。

気がつくとTHIS World Music Fest @ Formosa 這・世界音楽節の話は全くなかったのですが、要所要所で原住民の社会的背景や現状、ご自身の体験話が盛り込まれ、観客達に自然と台湾の文化と歴史が刷り込まれていくという見事な構成でした。

0613twfes3続いてのライブは、の查勞(Chalaw)のステージです。
查勞は花蓮に住むアミ族で、模型のプレス職人、PAで生計を立てながら音楽活動をしています。
2015年金曲奨では「玻里尼西亞」で原住民語アルバム賞を受賞し、スペインのアーチストとのコラボのほか、アミ族とアフリカのマダガスカルの言葉が似ていることから今年3ヶ月ほどかけてマダガスカルに行って音楽製作をする予定だそうです。
なるほどと思ったのは、この日歌った『姊夫啊』という曲には色々な国の音楽が融合されていてまさにワールドミュージック。
外見と同じく暖かみあふれる歌声で、『巴西瓦里』では客席に向かって「一緒に!」と日本語で誘い、「ヘイエイヤ〜オーハイヤ〜」と会場が一体になった楽しいステージでした。

◆セットリスト
馬蘭姑娘
巴西瓦里
不要勉強
姊夫啊
不要煩我

0613twfes4黃連煜(Ayugo)は、90年代に陳昇(ボビー・チェン)らとバンド新寶島康樂隊を結成し活躍、2007年に故郷に帰り、自分の音楽(客家語)を作り始めソロ活動もスタートさせました。
金曲奨では受賞・ノミネートの常連で、2015年は最優秀客家語歌手と「山歌一條路」が客家語アルバム賞に輝いています。その他金曲奨の審査員も務めたりする大御所ですが、この日は一人でご本人曰く"あまりうまくないアコギ1本でのステージ"ということでかなり緊張していました。その姿が黒の上下に帽子、サングラスという"ちょい悪オヤヂ"風のスタイルと裏腹でとても可愛らしかったです。
それにしてもさすがの歌唱力、生で聞くことができたこの日の機会は、本当に貴重でした。

◆セットリスト
没共样个人
西部
來去梅州賣豆腐
再會啦!雪
日出
山歌一條路

0613twfes5この日のイベント終了後、張四十三と查勞(Chalaw)、黃連煜(Ayugo)にショートインタビューしましたので、後日Podcastで配信します。
お楽しみに!

「台湾の音楽フェスへ行こう!」
【主催】台北駐日経済文化代表処台湾文化センター
【企画制作】株式会社スペースシャワーネットワーク
【協力】チャイナ エアライン/KKBOX
【特設サイト】 http://taiwan-fes.jimdo.com/

今夜も、すてきなトーク・イベントがあります。
まだ間に合います!ぜひ台湾文化センターへ!
2016年6月14日(火) 19:00〜21:00
▶トーク・イベント「台湾語ポップス黄金時代のSP盤を蓄音機で聴こう!」
詳細はこちらをご参照下さい。
台湾文化センターのサイト:http://jp.taiwan.culture.tw

★リンクは有り難いのですが、写真や記事の転載は固くお断りします。

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