« 台湾カルチャー講座「今、台湾が面白い~映画・音楽・ドラマから伝わる熱い波~」 は8月13日(土)実施! | トップページ | 台湾映画の新しい潮流を感じよう!〜上映会&トークショー〜第6回『九月に降る風』の予約は8月10日から! »

2016/08/02

台湾の期待の新世代俳優、石知田(シー・チーティエン)インタビュー!

0802zhitian1日本で公開中の台湾映画『若葉のころ(原題:五月一號)』で80年代の高校生を演じて強烈な印象を残した石知田(シー・チーティエン)に、台北でインタビューしました。
実はいま発売中の雑誌「台湾エンタメパラダイスvol.15」で4月にインタビューしたばかりなのですが、あまりに興味深いのでちょうど新作の初主演映画『極樂宿舎』が公開になった7月29日にまた取材してきました。

0802wuyue石知田は2014年『軍中樂園』で長編映画デビューしているのですが、阮經天(イーサン・ルアン)の後輩役で出番も少なく、この時はほとんど印象にありませんでした。彼を印象づけたのは、やはり『若葉のころ(原題:五月一號)』の林克銘(リン・カーミン)役。真っ直ぐでやや自信家の負けず嫌いな高校生が、同級生に恋をし、憧れの女教師の不倫現場に愕然として衝動的な行動に出てしまう…自分の気持ちを素直に口に出せない不器用さがとても愛しく思えました。坊主頭に鋭い眼力が焼き付いていたので、初めてインタビューの場所にやって来た彼を見た時は"え?同じ子"と思ってしまったくらい、やわらかな笑顔の可愛い青年だったのです。

そして、彼の映画への真摯な向き合い方、芸術に向けた探究心、創作への情熱に驚かされました。好きな監督が園子温、岩井俊二、是枝裕和、石井裕也、宮藤官九郎、北野武、黒沢明、小津安二郎、俳優は染谷将太、オダギリジョー、山田孝之と言うのを聞いてこれまたビックリ。かなりの日本映画通で、憧れの俳優は張國榮(レスリー・チャン)という…なんなんだ、こいつは!と思いっきり心を掴まれました。
その時に「また、インタビューさせて下さいね」と言って…三か月後に今回の二度目のインタビューとなったわけです。

0802jile7月29日に公開スタートした『極樂宿舍』の初日に取材の時間をもらったので、初回に映画を見に行きました。
『極樂宿舎』は、大坂アジアン映画祭で上映された『BBS住人の正義(原題:BBS郷民的正義)』の
林世勇(ヒーロー・ リン)監督の新作で、大学の寮を舞台にした青春映画です。青春映画と言っても切ない系ではなく、コメディ色の濃いアニメーション出身の監督らしい独特の世界観を持った作品になっています。
石知田は建築家の学生で、女子寮の「プリンセス4」の一人と恋をし、悪徳業者の土地乗っ取りによる寮取り壊しの反抗グループのリーダーとして奮闘するという役柄です。凛々しいリーダーと可愛いおバカっぷりの二面性に加えて、恋に苦しむ痛々しい姿もツボ。

0802zhitian2初日の夜から始まる劇場まわりのプロモーション活動の前に取材場所に現れた石知田、さわやか笑顔がまぶしい!
日本にとても興味を持ち今年の初めに京都を訪れた彼は、折々日本語の単語をはさみながらインタビューに答えてくれます。
コメディタッチの作品に出演を決めたポイントから聞いたのですが、「これまでにないジャンルの映画で、これは自分の演技の幅を広げられる良い機会だと思った」ということでした。初主役のプレッシャーは「もちろんありました。物語を進める重要な役割がありますから、見ている方に納得してもらえるようにしないといけないので」と…なるほどです。

0802zhitian3また、ドラマ『滾石愛情故事』の『鬼迷心竅』では許瑋甯(アン・シュー)演じる年上の女性に尽くす役でしたが、「僕は俳優としての経験が浅いので基本的な発音や滑舌に気を配り、相手役のテンポについていくのに苦労しました。でも、彼女は僕が自然に役に入れるように助けてくれてとても感謝しています」と言っていました。
まだまだ伸びしろはたっぷりの25才、俳優という仕事に対するしっかりした考え、自ら企画した舞台のプロデュースなどクリエイター志向も強く、さらにこのきれいな顔立ちですからね、これからが本当に楽しみです。

石知田のインタビューは、8月8日からPodcastで配信します。

また、台湾で発行されている日本語雑誌「な〜るほど・ザ・台湾」9月号にもインタビューと素敵な撮り下ろし写真が掲載されます。お楽しみに!

0802zhitian4『極樂宿舎』
台湾で公開中
監督・脚本:林世勇(ヒーロー・リン)
出演:石知田(シー・チーティエン)、洪晨穎(ホン・チェンイン)、劉俊緯(Lollipop-Fの阿緯)

◆石知田プロフィル
12月10日生まれ。25才。"台湾の東大"と言われる台湾大学在学中から短編映画に出演、2014年『軍中樂園』で長編映画デビューし、『若葉のころ』『我的少女時代』に出演、台湾で公開中の映画『極樂宿舍』では主役、ドラマ『滾石愛情故事』の『鬼迷心竅』主役。自らプロデュースした舞台劇『釵 CHAI PARTY』に主演するなど、クリエイター志向も強い。

★リンクは有り難いのですが、写真や記事の転載は固くお断りします。

|

« 台湾カルチャー講座「今、台湾が面白い~映画・音楽・ドラマから伝わる熱い波~」 は8月13日(土)実施! | トップページ | 台湾映画の新しい潮流を感じよう!〜上映会&トークショー〜第6回『九月に降る風』の予約は8月10日から! »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 台湾カルチャー講座「今、台湾が面白い~映画・音楽・ドラマから伝わる熱い波~」 は8月13日(土)実施! | トップページ | 台湾映画の新しい潮流を感じよう!〜上映会&トークショー〜第6回『九月に降る風』の予約は8月10日から! »