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2017/03/14

第12回大阪アジアン映画祭『一念無明』の黃進(ウォン・ジョン)監督インタビュー!

0314wong1すでにお知らせしたように、第12回大阪アジアン映画祭のグランプリは香港映画の『一念無明』に輝きましたが、この授賞式直前に黃進(ウォン・ジョン)監督のインタビューを行いました。
通訳さんより早く取材部屋に来て下さった監督は、「大阪の観客は熱いですね。この映画を持って色々な国の映画祭に行きましたが、みんな反応が違うのでおもしろい」とおっしゃっていました。

0314wong2本作が長編デビューとなる黃進監督は28才という若さで、金馬奨で最優秀新人監督、香港電影評論學會大獎の監督賞、そして大阪でのグランプリを獲得、すごい新人監督の登場ですが、「第一回首部劇情電影計劃」という新しい才能を発掘して育てようという香港政府と映画界の本気度の高さがわかりますね。
このプロジェクトを知った監督は、「商業的な事は考えなくて良いので、自分の撮りたいテーマが撮れるということですぐに申請しました」ということです。

0314wong3新人監督のデビュー作に余文樂(ショーン・ユー)、曾志偉(エリック・ツァン)、金燕玲(エレイン・ジン)という素晴らしい俳優達のキャスティングにも驚かされます。
「脚本の段階から、父親役は曾志偉をイメージして書きました。できあがった脚本を送って打診したところ、とても気に入ってくれてすぐに承諾してくれました」
快諾だけではなく、自分のギャラにも足りない低予算であることを知った曾志偉は、余文樂と共にノーギャラで出演してくれたそうです。

0314wong4そして、この完成した『一念無明』は数々のトロフィーといった物質的なものではなく、メンタルな部分で監督は何を得たのか、という質問をしました。
「この映画を作ろうと思ってから完成まで4年かけていますが、その間映画というのはどういう風に作るべきか、自分に対して何を捨てて何を重要視すれば良いのかという問いかけを何度も繰り返しながら模索してきました。こういう学習の過程で、自分は映画でこの世界に何をもたらしたら良いのかという初心に戻りながら作って来ましたので、この作品は僕の成長の過程の一つだと思います」

0314yinian時間の関係で次回作の予定を聞くことができませんでしたが、これから黃進監督がどんな作品を作っていくのか、とても興味深いです。
このインタビューは、4月10日からPodcastで配信予定です。お楽しみに!

『一念無明』2016年|香港|102分
監督:黃進(ウォン・ジョン)
出演:余文樂(ショーン・ユー)、曾志偉(エリック・ツァン)、金燕玲(エレイン・ジン)
大阪アジアン映画祭の作品詳細はこちら

※これまでの『一念無明』に関する記事

2017/03/11
第12回大阪アジアン映画祭、グランプリは香港映画『一念無明』!
http://asian.cocolog-nifty.com/paradise/2017/03/12-ae7e.html

2017/03/11
第12回大阪アジアン映画祭 HONG KONG NIGHT 今年も大盛況!
http://asian.cocolog-nifty.com/paradise/2017/03/12-hong-kong-ni.html

2016/12/11
第53回金馬獎頒獎典禮〜プレスセンター受賞者編
http://asian.cocolog-nifty.com/paradise/2016/12/53-2782.html

★リンクは有り難いのですが、写真や記事の転載は固くお断りします。

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