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2017/03/21

台湾の絵本作家幾米(ジミー)『星空』日本版刊行記念イベントで来日!

0317jimmy1愛らしいキャラクターが宜蘭「幾米主題公園」などでパブリックアートにもなっている、台湾を代表する絵本作家――ジミー・リャオ(幾米)『星空』の日本語版が刊行されました。
少女の成長の物語をあざやかな色使いと繊細なタッチで描いた本作は、台湾で2009年に刊行されベストセラーとなり、2011年にトム・リン監督によって実写映画化され、長らく邦訳が待たれていた作品です。
この日本版の刊行を記念し、台湾文化センターで台湾カルチャーミーティング2017第1回 として幾米をゲストに招きトークイベントが行われました。

今回のイベントでは、"作家ジミーの誕生から「星空」まで"を語り、翌日の洋書専門店Books Kinokuniya Tokyoでの出版記念トーク&サイン会で「星空」について語るという構成でした。

0317jimmy2小学生の頃は絵を描くと親から褒められたのに、だんだん絵なんか書く時間があったら勉強しろと言われ「大人って、不思議ですよね」。
絵が好きで書いていたものの、コンテストでは佳作しか入選せず中学1年の時に初めて優勝したそうです。平凡な子供で、自信がなくマイナス志向で高校の頃はほとんど絵を描くことがなかった幾米は、ある日転校生が美大を受験するという事を聞いて、そういう学校があることに驚き、自分も目指したということです。
そして日本の大手広告代理店の台湾支社に務め、広告のイラストを描き始めたことが絵本作家のきっかけだったそうです。

0317jimmy3処女作『森林裡的秘密』から始まり各作品の絵をスライドで見せながら、作品にこめた思いなどを話してくれました。
幾米の作品は映画化されたものが多く、『地下鐵』(2001年)『向左走‧向右走(ターンレフト、ターンライト)』(2003年)、『恋の風景』(2007年)が、香港で映画化されました。
『向左走‧向右走(ターンレフト、ターンライト)』では、噴水のある公園のシーンでカメオ出演したことも披露してくれました。

0317jimmy5そして『星空』(2011年)は初めて台湾映画として林書宇(トム・リン)監督により映画になりました。『星空』についての話は翌日ということでしたが、なんとここで幾米からのサプライズ、『星空』の一節を朗読してくれしたのです。
実は、このイベントの前にアジアンパラダイスは個別取材をしており、幾米がブックフェアやイベントで自ら朗読することが多いことについて触れた時、「じゃあやりましょうか」と言って『星空』の最初の部分を朗読してくれました。ビックリして大感激でしたが、「これをイベントでもやりましょう」とご自身で主催者に提案して実現したという次第です。

0317jimmy4この『星空』の一節の朗読は、4月3日からPodcastで配信します。
また、その他のインタビューは雑誌に掲載予定ですので、詳細が決まりましたらあらためてお知らせします。

ジミー・リャオ(幾米)
1958年、台湾宜蘭出身の絵本作家。1998年に絵本の創作を始める。
1999年に刊行された『君のいる場所』が大ベストセラーとなり、台湾で大人の絵本ブームを巻き起こした。
これまでに50を超える作品を発表し、15カ国以上で翻訳出版されている。邦訳に『星空』『幸せのきっぷ Kiss& Goodbye』『君といたとき、いないとき』『地下鉄』など。映画化作品も多い。台湾での最新刊は『忽遠忽近』(2016年)。

『星空 TheStarry Starry Night』 
ジミー・リャオ(作・文)
天野健太郎(訳)
定価:2,160円(税込)
発行:トゥー・ヴァージンズ
公式サイト:http://www.twovirgins.jp/book-inner

★リンクは有り難いのですが、写真や記事の転載は固くお断りします。

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