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2017/04/12

音響効果ひとすじ40年、台湾のドキュメンタリー映画『擬音』プレミア!

0412niyin1台湾映画の音響効果の第一人者である胡定一(フー・ディンイー)を記録した映画『擬音』が、4月14日から台湾で公開されます。
これに先がけ11日にプレミアが行われ、一緒に仕事をした易智言(イー・ツーイエン)、澎恰恰(ポン・チャアチャア)、瞿友寧(チュウ・ヨウニン)、林靖傑(リン・チンジエ)、陳宏一(チェン・ホンイー)、蔡銀娟(ツァイ・インジュン)、沈可尚(シェン・カーシャン)、陳駿霖(アービン・チェン)、樓一安(ロウ・イーアン)、陳芯宜(チェン・シンイー)という監督陣、そして女優の林美秀(リン・メイショウ)が駆けつけ、胡定一に敬意を表しました。

0412niyin2胡定一が手がけた『親愛的奶奶』の瞿友寧監督は、「みんな映画を見るときに、視覚効果や音楽、歌には注目するけれど、音響効果は忘れがちになる。しかし、音響効果がリアル感を伝えるのです。生涯を音響効果に捧げた胡定一の仕事は、映画を更に素晴らしくし、多くの人に感動を与えます」と語りました。

0412niyin4本作の王婉柔(ワン・ワンロー)監督は、胡定一の仕事場は大きな倉庫のようで、色々な材質の板や池、たくさんの不思議な道具に何十足ものハイヒール(足音を作る為)があると言い、「この様なテーマの映画は見る人がいないかも知れないし、売れないかも知れないが、そんなことは重要ではない」と胡定一を説得し3年をかけて彼の仕事を記録しました。
そこには、映画愛と音響効果に注目してもらいたいという願いがこめられています。

音響効果は、映画の中の人物の動作、場面転換、感情の起伏など様々なものを表すのに欠かせません。
余談ですが、私は以前ラジオ局で番組を作っていて、効果音の重要性は身にしみています。私の務めていたラジオ局にも、効果音を作り続けて何十年という効果マンがいました。効果音をオーダーしに行く時、そのワンダーランドのような作業部屋に入るのがとても楽しみでした。女性の足音ひとつにしても、「何歳くらいの人?」と聞かれ、年にあわせた歩き方の音を作ってくれます。

0412niyin3そういうプロフェッショナルの仕事を記録した本作は、昨年の金馬影展で上映されたのですが、チケットがあっという間に売り切れてしまい、見ることができませんでした。
40年、黙々と音を作り続けて多くの映画を支えてきた音響効果師、胡定一の仕事の記録『擬音』、ぜひ見に行きたいと思います。
日本でも映画祭などで見られると良いですね。

★リンクは有り難いのですが、写真や記事の転載は固くお断りします。

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