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2018/03/25

2018年台湾映画上映&トークイベント〜台湾映画の"いま" 第一回『盜命師』、李啟源(リー・チーユエン)監督とのQ&Aで大盛り上がり!

0325event13年目を迎えた台湾映画上映&トークイベント、台湾映画の"いま"というタイトル通り、第一回は昨年秋に台湾で公開されたサスペンスタッチのヒューマンドラマ『盜命師』の日本初上映を行いました。
そして、監督の李啟源(リー・チーユエン)氏と簡麗芬(ジエン・リーフェン)プロデューサーをお招きしてQ&Aを行い、活発な質疑が展開されました。

当日は満員のお客様に加えマスコミの取材も入ったため、会場はまさに中国語の「爆満」状態。
共同主催の台北駐日経済文化代表処 台湾文化センターの顧問でセンター長の朱文清氏から開会のご挨拶がありました。
「最近台湾映画のグッドニュースが続いています。3月に東京アニメアワードフェスティバル2018で長編アニメ作品『オン ハピネス ロード(原題:幸福路上)』がグランプリを獲得、大阪アジアン映画祭では『私を月に連れてって(原題:帯我去月球)』が一番奨金の多いABC賞を受賞しました。このように台湾映画が日本でどんどん知られるようになるのは嬉しいことです」と、日本での台湾映画の健闘ぶりを讃えました。

0325event2続いて李啟源監督と簡麗芬プロデューサーが登壇、監督は「今日は私の映画を見に来て下さりありがとうございます。この作品は新作で、台湾で公開されてまだ間がありません。主催者に感謝します」と述べられました。
『盜命師』は臓器売買と鳩レースをめぐる人間模様と愛が描かれた、サスペンスタッチのヒューマンドラマ。李啓源監督の6年ぶりの新作で、良く練られた脚本、繊細な人物描写、美しい映像、展開の面白さは抜群です。

0325event3上映後のQ&Aではお客様から臓器売買と鳩レースという全く異なるモチーフの発想について、印象的な小道具の役割、キャスティング、そしてプロデューサーには製作資金についてのなど、良い質問が次々に投げられ、それにひとつひとつ丁寧かつ真摯に答えるお二人でした。
やや複雑な人間関係と心模様が描かれる本作なので、監督たちの回答はさらに映画を理解するための大きな助けになったのではないかと思いました。

0325event4制限時間いっぱい6人の方からの質疑応答の後、フォトセッション。客席で皆さんと一緒の記念写真に、監督とプロデューサーも笑顔が絶えません。
引き続き恒例の抽選会にもお付き合いいただき、台湾からお持ちいただいた『盜命師』の監督サイン入りポスターと、Q&Aで質問して下さった方にさし上げたシールと同じものを、合計22名の方にプレゼントしました。


0325event5最後のご挨拶は「桜が満開の今日、花見に行かずに私の映画を見に来て下さり、本当にありがとうございました」と監督、簡プロデューサーは「次回作を持って、また皆さんとお会いできたらと思います」ということでした。
そして江口からこのイベントの一年目に上映した『藍色夏恋』のリバイバル公開についてご案内させていただきましたが、劇場名を間違えました。お詫びして訂正します。
正しくは新宿K'sシネマです。
『藍色夏恋』は4月28日〜6月15日まで開催される「台湾巨匠傑作選2018」で、デジタルリマスター上映となります。
詳しくは、公式サイトをご覧下さい。
http://taiwan-kyosho2018.com

0325li★李啟源監督プロフィル
政治大學を卒業後カリフォルニア大学で心理学を学び、詩人として文学の道を歩き数々の賞を受賞。
1991年に映画製作を開始し1998年から4年間ハリウッドのNew Island Entertainment藝術總監をつとめ、2004年から國立台北藝術大學電影創作大学院で教鞭を執っている。
映画は1997年『颱風紀念日』が初監督作品で、アメリカ・ヒューストン国際映画祭で監督賞、Dances with Filmsで撮影賞を受賞。
2005 年『巧克力重擊(チョコレート・ラップ)』2009年の『亂青春(ビューティフル・クレイジー)』とともに東京国際映画祭や各国の映画祭に参加。
2011年の『河豚』は、ワルシャワ国際映画祭はじめ各国の映画祭で高評価を得る。
2014年に手がけた舞台劇『純情天婦羅』が、臺北藝術節のオープニングを飾った。
今をときめく俳優吳慷仁(ウー・カンレン)の育ての親でもある。

0325jian★簡麗芬プロフィル
UCLAで舞蹈人類學を学び、在学中に李啟源の映画製作をサポートし、一緒に製作会社を立ち上げる。
アメリカでプロデューサーとしての経験を積み、2002年に『藍色夏恋』の宣伝プロデューサー&海外セールスをつとめる。
李啟源監督とふたりでこれからの台湾映画のマーケットの可能性を考え、帰国して 2004年に「李啟源電影」を設立し『巧克力重擊(チョコレート・ラップ)』『亂青春(ビューティフル・クレイジー)』『河豚』『盜命師』など李啟源監督監督作品の全てをプロデュース。ほかにもドイツ人監督Monika Treutの『曖昧』、賴孟傑(ライ・モンジエ)監督の『恐懼屋』などの短編映画の製作も手がける。

0219daomingshi1『盜命師』
デコトラのポールダンサー金芭比(ジン・バービー)は恋人が賭博で借金を作り、おまけに交通事故死してしまった。
借金返済の為に恋人の臓器を売ることを承諾した金芭比は、謎の名外科医、麻六甲(マラッカ)に手術を託すが、彼女は次第に彼に惹かれていく。
一方金芭比の恋人が生前夢中になっていた鳩レース賭博の元締めは、腎臓の移植を待っている妹がいた。彼は麻六甲のことを知り彼にコンタクトを取るのだが、長年麻六甲を追っていた刑事が表れる。

監督・脚本:李啟源(リー・チーユエン)
プロデュース:簡麗芬(ジエン・リーフェン)
出演:王陽明(サニー・ワン)、陳庭妮(アニー・チェン)、喜翔(シ・ーシャン)、廖峻(リャオ・ジュン)、陸弈靜(ルー・イーチン)
音楽:半野喜弘
© 2017 Chi & Company. All Rights Reserved.

2018年台湾映画上映&トークイベント 台湾映画の"いま"
◆上映スケジュールと作品

4月21日(土)14時〜
『コードネームは孫中山(原題:行動代號:孫中山)』(2014年)
監督:易智言(イー・ツーユエン)
出演:詹懷雲(ジャン・ファイユン)、魏漢鼎(ウェイ・ハンディン)、張孝全(チャン・シャオチュアン)
易智言監督の10年ぶりになる本作は、貧困をテーマにしながらもユーモアをたっぷり盛り込んだ作品。
トーク:作品解説、台湾の最新俳優事情
※4/2(月)昼12時申し込み開始予定

5月26日(土)14時〜
『鮮肉老爸』(2016年)
監督:高炳權(ガオ・ピンチャン)
出演:吳慷仁(ウー・カンレン)、侯彥西(ホウ・イエンシー)、苗可麗(ミャオ・カーリー)
淡水を舞台に80年代の台湾アイドル文化を背景にしたタイムスリップ・コメディ。
トーク:作品解説、80年代からの台湾アイドル事情と変遷。
※5/7(月)昼12時申し込み開始予定

6月23日(土)14時〜
『星空』(2011年)
原作:幾米(ジミー)絵本「星空」
監督・脚本:林書宇(トム・リン)
出演:徐嬌(シュー・チャオ)、林暉閔(リン・フイミン)、桂綸鎂(グイ・ルンメイ)
台湾の国民的人気絵本作家幾米のベストセラー「星空」を映画化した、台湾映画史に煌めく珠玉作。
トーク:作品解説、ロケ地紹介
※6/4(月)昼12時申し込み開始予定

7月28日(土)14時〜
『停車』(2008年)
監督:鐘孟宏(チョン・モンホン)
出演:張震(チャン・チェン)、桂綸鎂(グイ・ルンメイ)、戴立忍(ダイ・リーレン)
台湾を代表する監督の一人鐘孟宏の記念すべき長編第一作。独特の色彩の映像とブラックユーモアで台湾の人と生活を切り取った秀作。
トーク:作品解説、台北電影節レポート
※7/9(月)昼12時申し込み開始予定

8月26日(日)14時〜
『52Hzのラヴソング(原題:52Hz, I love you)』(2017年)
監督・脚本:魏徳聖(ウェイ・ダーシェン)
出演:小玉(シャオユー)、小球(シャオチョウ)、スミン、米非(ミッフィー)
バレンタインの一日に起きる様々なカップルたちのラブストーリー。17曲のオリジナルソングで綴られる
トーク:作品解説、監督とプロデューサーの仕事
※8/6(月)昼12時申し込み開始予定

9月22日(土)14時〜
『奇人密碼-古羅布之謎』(2015年)
監督:黃強華(ホアン・チャンホア)、黃文擇(ホアン・ウェンツァ)
台湾の伝統的な人形劇「布袋戲」をベースに、新キャラクターとオリジナルストーリーで創り上げた冒険ファンタジー映画。日本と合作して成功した「Thunderbolt Fantasy 東離劍遊紀」の原点。
トーク:作品解説、布袋戲の魅力
※9/3(月)昼12時申し込み開始予定

11月29日(木)19時〜
『拔一條河』(2013年)
監督:楊力州(ヤン・リージョウ)
出演:(ドキュメンタリー)
2009年に台湾の中南部および南東部で発生した水害の直後、子ども達と外国人花嫁たちが村人を勇気づけて復興に向かった感動のドキュメンタリー。
トーク:作品解説、金馬奨レポート
※11/5(月)昼12時申し込み開始予定
◎予定は変更になる可能性があります。

Beyond2

★リンクは有り難いのですが、写真や記事の転載は固くお断りします。

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