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2018/03/26

Podcast 第13回大阪アジアン映画祭『中英街一号』趙崇基(デレク・チウ)監督インタビュー!

0326derek1第13回大阪アジアン映画祭でグランプリに輝いた香港映画『中英街一号』の、趙崇基(デレク・チウ)監督インタビューをPodcast配信しました。

本作は、1967年の暴動により今でも通行が制限されている香港特別行政区と広東省深圳(シンセン)市が共同管理する沙頭角地区の中英街を舞台に、1967年と2019年の2つの時代の3人の若者が繰り広げる社会運動と愛を描いた作品です。

0326derek2趙崇基(デレク・チウ)監督は、まず1967年当時の関係者から映画を撮らないかという話を受け、膨大な資料と入念なリサーチを経て現代とも思える2019年という超近未来を合わせて描くことを決断したそうです。
しかし政府の補助金を断られたことにより、決まっていた投資者も撤退し当初の予算の1/3の製作費で作らざるを得なくなったのが一番辛かったと言っていました。

0326derek3さらにあまりに政治的な映画のため、大陸での活動に影響することを恐れた俳優達から断られ続け、キャスティングは難航したそうです。しかしマレーシア出身の廖子妤(フィッシュ・リウ)、そして自らも社会活動に参加している游學修(ネオ・ヤウ)と盧鎮業(ロー・ジャンイップ)の勇気ある決断は、賞賛に値します。
彼ら3人が1967年と2019年の全く違うキャラクターの二役を演じているのも、この映画の興味深い所です。
キャラクターは違えども、沙頭角に住む女性とその幼なじみの男性、そして彼女に心を寄せる富裕層の男性という構図は相似形となっており、2つの時代の社会を背景に織りなす恋愛模様の展開も見事です。

0326derek4監督はクランクイン前に「その時代の社会や家族などからどういう影響を受けたのかをしっかり考えれば、自然とその役の気持ちがわかってくるだろうということを時間をかけて話し合った」と言っていました。

また、中英街での撮影は許可されず予算の関係でセットも作れなかったため、1967年のシーンは香港に残っている古い場所をいくつもパッチワークのようにつなぎ合わせたそうです。

大阪アジアン映画祭のレポートにもあるように、監督はQ&Aで感極まって涙を見せていましたが、映画を見るだけでこの映画を完成させた苦労が並大抵のものではないことがわかります。監督の情熱、俳優たちの思いがこもった『中英街一号』を、できるだけ多くの人が見られることを祈ります。

趙崇基(デレク・チウ)監督のインタビューを、ぜひこちらからお聞き下さい。

★リンクは有り難いのですが、写真や記事の転載は固くお断りします。

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