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2018/08/08

魏徳聖(ウェイ・ダーシェン)監督の壮大すぎる新作『臺灣三部曲』始動記念、日本初インタビュー in 台北!

0808wei1魏徳聖(ウェイ・ダーシェン)の新作映画『臺灣三部曲』の公式サイトが、6月にオープンしました。正確に言うと、映画『臺灣三部曲』を含むプロジェクト「豐盛之城」が動き出したということです。
これまでプライベートで折々このプロジェクトと映画の話は聞いていましたが、ようやく概要が発表されたので、7月初頭に台北で正式なインタビューを行いました。

『臺灣三部曲』は、17世紀の大航海時代を舞台に、オランダ人、明朝の漢人、スペイン人、日本人,そして原住民が織りなす台湾誕生の序曲の物語です。
『セデック・バレ(原題:賽德克‧巴萊)』を撮り終わった時、“僕は原住民の物語を作ったが、では我々の祖先は?”と自問自答し、10数年前に書いた『臺灣三部曲』を撮らなければ!と思ったそうです。
そう、この脚本は『セデック・バレ(原題:賽德克‧巴萊)』の次、監督としては2番目になる2001年に完成していました。

0808wei2『臺灣三部曲』は、《火焚之軀—SIRAYA》、《鯨骨之海—TEYOUAN》 、《應許之地—FORMOSA》という独立した3本から成り、それぞれの主役である原住民シラヤ族の猟師、明国の漢人の海賊、オランダ人の宣教師の全く異なる視点から描いたものになります。
この3本は同時に撮影する予定で、今は台南に確保する撮影地の事務的な手続き中。
ここに『セデック・バレ』の霧社街や『KANO』の嘉義の街ように、台南の街ごと作ってしまうのです。『セデック・バレ』の霧社街は公開から約1年一般公開されましたが、建物の耐久性や借地の問題でクローズせざるを得ませんでした。それが残念でならなかった監督は、今度は半永久的な一大アミューズメントパークを建設予定なのです。
これが新プロジェクト「豐盛之城」。

「豐盛之城」は、台湾誕生の歴史と文化を体験出来るテーマパークです。
映画『臺灣三部曲』の世界を再現し、国内外の観光客に煌めいていた大航海時代の体験の旅を提供するところで、文化的なパフォーマンスや冒険ゲーム、映画鑑賞、展示などを通して海の勇士である祖先の物語を知ってもらうという目的です。
映画『臺灣三部曲』は、この「豐盛之城」の中に作る劇場で3本一挙公開です。ここでしか見られません。
「これまでのように、海外の配給会社にライセンスを売って各国で公開することはしない。『臺灣三部曲』を見たければ、台南に来てもらわないと」と、監督がにこやかに言います。

0808wei3但し、プロモーション活動としての上映会でこの映画を監督自らが持って世界各国を回ることは可能だというので、「じゃあ私が手を挙げてもいいのですか?」と聞くと「もちろん」ということで一番に名乗りをあげておきました。(^O^)
細々とした上映の条件も話されたので「こんなことを記事にしても大丈夫ですか?」と聞くと、「だってずいぶん先のことだから、きっとみんな忘れちゃうよ」と笑っていました。
そうなのです、『臺灣三部曲』の公開予定は2024年!
なぜかと言うと、2024年が台湾誕生からちょうど400年に当たるから。

さらに、ここで公開する映画は『臺灣三部曲』だけではなく、あと2作が予定されています。
シラヤ族の少女が主役の、大人も子供も楽しめる冒険ファンタジー・アニメーション『達娜米』(2D/3D)、そして現代の視点から400年前の大航海時代を映し出すドキュメンタリー。
もう、計画が壮大すぎて頭がついて行きませんが、監督はこんなすごいことをずうっと考えていたのですね。

常に、我々は何者?どこから来たのか…とアイデンティティを追求し続けてきた魏徳聖監督が、自らの問いの答えを映像によって描き出す『臺灣三部曲』、水面下の長い準備期間を経てついに公式に始動しました。
2024年まで先は長いですが、アジアンパラダイスでは引き続き随時監督に取材して日本の皆さまに状況をお伝えしたいと思っています。

『臺灣三部曲』
監督・脚本:魏徳聖(ウェイ・ダーシェン)
出演:未定
公式サイト:http://zeelandia.com.tw(中国語)
2024年、台湾・台南の専用劇場でのみ公開予定

このインタビューは、8月13日からPodcast配信予定です。どうぞお楽しみに!

★リンクは有り難いのですが、写真や記事の転載は固くお断りします。

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