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2018/08/05

夏、甲子園、映画『KANO~1931海の向こうの甲子園~』が繋ぐ絆!

0628kano夏の高校野球、今年は100回を迎え「第100回全国高校野球選手権記念大会」という名称でその幕が切って下ろされました。
100回の歴史の中で様々なドラマがありました。そして、1931年に台湾から決勝に進出した嘉義農林を描いた映画『KANO』が台湾で公開されてから4年、日本公開から3年経ちますが、まだ多くの方の記憶に残っていると思います。
今日の開会式には、台湾から嘉義農林野球部のOBたちが30数名、客席から見守っていました。

嘉義農林のOBたちは平均年齢およそ80数歳だと思いますが、代表の蔡武璋(ツァイ・ウージャン)氏はじめ皆さんとてもお元気で、折々来日しています。今回も、100回記念の甲子園で開会式を見て、松山の近藤兵太郎監督の墓参、そしてさらに九州の宮崎に向かい、映画にも登場する当時の野球部長の浜田氏のご家族と会われるそうです。
このバイタリティ、本当にすごいですね。

この事を知らせてくれたのは、近藤監督が台湾から戻って新田高校で指導していた時の教え子亀田健さん。亀田さんには、撮影前のリサーチ段階からたいへんお世話になっており、日本公開後まで多方面でご協力をいただきました。
当時のエース吳明捷(ご・めいしょう)が進学した早稲田大学野球部の後輩でもあり、映画公開をきっかけに「近藤兵太郎監督をたたえる会」を立ち上げ愛媛県の顕彰に尽力されました。
そして「近藤兵太郎監督をたたえる会」は嘉義農林OBたち、呉明捷のご次男で映画では嘉義市長を演じられた堀川盛邦さんとも交流が始まり、2014年10月に松山の坊ちゃんスタジアムで行われた「近藤兵太郎氏顕彰モニュメント除幕式」に結集しました。
http://asian.cocolog-nifty.com/paradise/2014/10/kano1931-db46.html

KANOによるスポーツマンの絆は嘉義大学や早稲田大学、甲子園の決勝で戦った中京商業(現中京大学)にも広がり、日台往来の親善試合を実施するなど、今も強く繋がっています。
これ以外にも、その後の消息のわからなかった選手のご家族からSNSを通してご連絡をいただいたり、対戦した札幌商業の錠者博美投手のご家族は錠者役の俳優青木健さんにメッセージを送り魏徳聖(ウェイ・ダーシェン)監督に面会に行ったりと、リアルKANOのドラマは続きました。

キャストやスタッフなど映画チームだけでなくリアルKANOまで、ひとつの映画でこれほどの絆が広がり深く繋がっている作品は、めったにないでしょう。
夏の甲子園が始まるといつもこの事が胸に迫り、映画『KANO』の製作に携われたことの喜びと誇り、そしてこの絆の輪の隅っこにいられることをつくづく幸せだと思います。

★リンクは有り難いのですが、写真や記事の転載は固くお断りします。

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