« 第14回大阪アジアン映画祭開幕!オープニング・セレモニーと香港映画『女は女である』Q&A | トップページ | 大阪アジアン映画祭、台湾映画『先に愛した人(原題:誰先愛上他的)』邱澤(ロイ・チウ)インタビューとQ&A! »

2019/03/10

大阪アジアン映画祭、台湾映画『じゃあまたね(原題:楔子)』Q&Aと黄芝嘉(ポーリー・ホアン)監督・薛提縈(ティファニー・シュエ)インタビュー!

0310oaff1大阪アジアン映画祭3日目、台湾の短編映画『じゃあまたね(原題:楔子)』が上映され、黄芝嘉(ポーリー・ホアン)監督・薛提縈(ティファニー・シュエ)が来日してQ&Aが行われました。
そして、上映後にはお二人にインタビューも。
この映画は黄芝嘉監督の第一作で、大切な人々との思い出を綴ったストーリー。台湾らしい、人の思いや記憶がゆったりとした叙情的な映像で展開されます。国際的カメラマン李屏賓(リー・ピンビン)がエグゼクティブ・プロデューサーを務めているのも注目です。

0310oaff22010年から助監督や編集など映画製作の現場で仕事をしてきた監督は、侯孝賢(ホウ・シャオシェン)監督作品に関わることが多かったので李屏賓とも付き合いが長く、プロデューサーを引き受けてもらったそうです。
「私の映画人生についても色々と指導をしていただきました」と、感謝していました。
水族館の飼育員を演じた主演の薛提縈は、水中の撮影はカメラのアングルがわからないので、魚の動きを観察しながら演技をするのがたいへんだったと語っていました。

0310oaff3この後のインタビューで聞いたのですが、水族館のシーンは台湾最南端の屏東にある国立海洋生物博物館で撮影、その許可申請から実際に撮影できるまでに一年かかったそうです。
薛提縈はもともとダイビングのライセンスを持っているのですが、Q&Aでも言っていたように一ヶ月の特訓をして撮影に臨んだということでした。撮影用の水槽を用意するのは予算的に不可能だったので、水中シーンは全てこの水槽で撮ったため、水から上がると身体中魚の臭いがしたそうです。
「一番臭い女優でしたよ」と、監督が笑いながら言っていました。

0310oaff4監督と薛提縈は長年の友人ということで、双子の姉妹の二役の演じ分けで難しかったところを聞くとしばし考える薛提縈に、監督が「難しいことなんかなかったでしょ」などと突っ込むと、彼女も負けずに言い返したりの応酬、とても和やかで楽しかったです。
そして、薛提縈は映画でもドラマでも文芸作やシリアスドラマを中心に出演しているので、これからもこの路線を崩さないのかどうか聞くと「はい」と明快な答え。
それを監督が「彼女は役の大小にかかわらず、自分の納得できる作品を選んでますね」と補足していました。

0310oaff5台湾ではまず短編でデビューし、次に長編製作をするというのがよくあるパターンなのですが、黄芝嘉監督は、監督になりたいからこの短編を撮ったのではなく、自らの“思い”、いま撮らなければという突き上げるものが本作の製作のきっかけだったと言っていました。
それでも、また次なる“思い”はすでにあるそうで、長編でラブストーリーを撮りたいということです。何年先になるかわからないと言っていましたが、楽しみに待ちたいと思います。

このインタビューは、後日Podcast配信します。

★リンクは有り難いのですが、写真や記事の転載は固くお断りします。

|

« 第14回大阪アジアン映画祭開幕!オープニング・セレモニーと香港映画『女は女である』Q&A | トップページ | 大阪アジアン映画祭、台湾映画『先に愛した人(原題:誰先愛上他的)』邱澤(ロイ・チウ)インタビューとQ&A! »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 第14回大阪アジアン映画祭開幕!オープニング・セレモニーと香港映画『女は女である』Q&A | トップページ | 大阪アジアン映画祭、台湾映画『先に愛した人(原題:誰先愛上他的)』邱澤(ロイ・チウ)インタビューとQ&A! »