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2019/07/08

台北電影節 藍正龍(ラン・ジェンロン)初監督作『傻傻愛你,傻傻愛我』ワールドプレミア!

0708tff1 台湾の俳優藍正龍(ラン・ジェンロン)が監督デビューしたことで話題の『傻傻愛你,傻傻愛我』が台北電影節でワールドプレミアとなり、監督とキャストの郭書瑤(グォ・シューヤオ)が上映前に囲み取材を、上映後には主演のLeoも加わってQ&Aを行いました。
藍正龍はこれまでに主演作『電哪吒』でプロデューサーは経験していますが、メガホンを取るのは今回が初。脚本は徐譽庭(シュー・ユーティン)が手がけています。

0708tff2 本作はダウン症の青年の初恋を通して、ハンディのある子供の家族や社会との関わり、愛と勇気を描いたハートウォーミングな映画です。
10年ほど前にダウン症の子供との活動の経験時にその子達の純真さに深い感動を覚え、その時の気持ちが発展して映画のストーリーを発想したそうです。
それまで俳優としての演技活動と共に恩師の王小隷(ワン・シャオディ)監督や王明台(ワン・ミンタイ)監督の現場で製作の仕事を学んでおり、自らも父親になったこともあり満を持してこの物語を自ら製作しようと思い立ったということです。

0708tff3 まず、このストーリーをドラマ『妹妹(ぼくらのメヌエット)』で一緒に仕事をした徐譽庭に脚本を依頼、『阿嬤的夢中情人(おばあちゃんの夢中恋人)』のプロデューサー曾瀚賢(ツェン・ハンシエン)の協力を得て製作を開始しました。

藍正龍は「彼らはとてもピュアなので、社会の歪みと遭遇するとかなりの衝撃を受けます。距離を置かれたり好奇の目で見られたり…。でも、真心は互いを認識する大きな力になる、そういう力に満ちあふれていると思います」と語っていました。

0708tff4 郭書瑤は出演を決めたきっかけを「イケメン監督なので喜んで参加しました」と笑わせましたが、「監督は俳優経験も長いので演出の時に自ら演じて見せてくて、とても解りやすかったです。そしてLeoが演技しやすいように彼の生活リズムを崩さないよう気配りをして、世界で一番暖かい現場だったのではないでしょうか」と言っていました。
劇中では泳ぐシーンも多く、沖縄の海で撮影した時に気温が低くとても寒かったそうですが、ここでも監督が一緒に泳いで指導してくれたということでした。

0708tff5 『傻傻愛你,傻傻愛我』は台湾で冬公開予定ですが、それぞれの登場人物の葛藤や社会が抱える問題を徐譽庭の脚本らしいユーモアと暖かさで包まれた素敵な作品です。
藍正龍は監督をしながら、主人公が“世界で一番すごい”と言っている絵本の作家として出番も多い重要な役で出演しているのには驚かされました。
主人公の初恋の女性を演じた郭書瑤も難しい役どころを演じきり、主演女優賞にノミネートされています。
また、主人公の母親役の恬妞(ティエン・ニュウ)、兄を演じた張庭瑚(チャン・ティンフー)の好演も見逃せません。

0708tff6 『傻傻愛你,傻傻愛我』
監督:藍正龍(ラン・ジェンロン)
脚本:徐譽庭(シュー・ユーティン)
出演:Leo、郭書瑤(グォ・シューヤオ)藍正龍(ラン・ジェンロン)恬妞(ティエン・ニュウ)張庭瑚(チャン・ティンフー)

ストーリー
恵まれた家庭で育ったダウン症の青年は、ある日海の向こうから泳いでくる一人の女性と出会い、大好きな絵本「森の王子と人魚姫」の人魚に出会えたと大喜び、一目で恋をする。しかしこの女性は、嫌な客から逃げて船から飛び降りて泳いできた風俗嬢。
ある日アメリカ留学中の兄が教えてくれた絵本作家の行きつけのカフェで作家と会うことができた青年は、絵本の人魚と出会えたことを作家に告げる。スランプで長い間筆が止まっている作家は、最初は彼をいぶかしがっていたものの次第に彼のピュアな心に気持ちが動かされていく。そして、作家はその風俗嬢を手配して人魚の衣裳を着せ、主人公に会わせるのだが…。

★リンクは有り難いのですが、写真や記事の転載は固くお断りします。

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