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2019/07/06

台北電影節で青春映画『陪你很久很久』がワールドプレミア!

0706tff1 7月5日、台北電影節で小説「領跑員」を映画化した青春ストーリー『陪你很久很久』がワールドプレミアとして上映されました。
原作は中国の人気作家宋小君(ツォン・シャオジュン)の短編ですが、これが長編初作品となる賴孟傑(ライ・モンジェ)が監督、主演は李安(アン・リー)の息子でハリウッド映画にも出演している李淳(メイソン・リー)、ヒロインに進境著しい邵雨薇(シャオ・ユーウェイ)、台北の名門女子校のミューズと呼ばれ人気の蔡瑞雪(ツァイ・ルイシュエ)が上映後のQ&Aに登壇しました。

0706tff2 本作は幼なじみの九餅と薄荷が同じ大学に進学し、ずうっと薄荷を思い続け彼女を守ることを生きがいとしてきた九餅は、薄荷がイケメンの先輩と親しくなり落胆。それでも彼女を支え続けようとする健気な九餅と薄荷を取り巻く様々な出来事が展開し成長していく姿を描いた台湾映画らしいストーリーです。
監督は「誰もが体験した青春の日々の感覚は、私のような年になればとても懐かしく思い出すでしょう」と言っていました。

0706tff3 主役の李淳は一昨年のヒット映画『目撃者』で演じた猟奇的な殺人犯が話題になりましたが、本作ではうって変わって単純な学生役を好演。『ひちすら馬鹿な子供だった頃を思い出して役作りをしました。同じような体験をした方が多いでしょうから、きっと共感してもらえると思います」と語っていました。
アクションもできる李淳ですが、今回はボコボコにされてしまう情けない姿も笑いのポイントになっています。
さらに、『目撃者』を見た人には大爆笑の特別出演のゲストとのシーンなど、お楽しみもたっぷり。

0706tff4 ヒロイン役の邵雨薇は「楽しい部分と悲しい部分が混在してそれが素敵なハーモニーになっている作品です。以前『樓下的房客』で初めて台北電影節に参加した時とは全く違う気持ちです」と。
そう、あの時はヌードでの体当たり演技が話題になり、その部分だけがマスコミに取り上げられて複雑だったようですが、それをバネにして努力と積み重ねた経験が今まさに花開こうとしている期待の女優になりました。

0706tff5 一方これが映画初出演となる蔡瑞雪は、先輩達の演技がプレッシャーだったということですが、邵雨薇のサポートにとても感謝しているそうです。
人気先行とはいえ、恵まれたビジュアルだけでなくとてもしっかりした感じなので、成長が楽しみな新星の誕生は頼もしい限りです。
この他、今回台北電影節の「2019非常新人」の一人宋柏緯(ツォン・ボーウェイ)がヒロインが憧れる先輩というこれまでにないストレートなイケメン役で役の幅を広げています。

0706tff6 いつまでも幼稚で大人にならない男子と、あっという間に追い抜いて成長していく女子という構図は『あの頃、気味を追いかけた』をはじめとする青春映画の定番ですが、本作もまた様々なエピソードを笑いで綴って楽しめる伝統的な青春映画と言えるでしょう。
『52Hzのラヴソング』でぐっと認知度を上げた小球(シャオチョウ)の主題歌がとても良いだけに、思いっきり泣かせるシーンがないのが惜しいところ。
今回はコンペではなく特別招待作としての上映で、映画祭を盛り上げる一作となりました。

★リンクは有り難いのですが、写真や記事の転載は固くお断りします。

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