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2019/09/08

映画見まくり、三泊四日の台北〜Day 1

0908guandian 今年の台湾の夏休み映画は終盤にどどっと公開され、おまけに気になるマレーシア映画や香港映画も同時期に見られるので、矢も楯もたまらず見に行ってきました。
台湾映画は金曜替わりで、2日くらい前にならなければタイムテーブルが出ません。なので水曜日に見るべき作品を各映画館のサイトで時間を確認してスケジュールを組み、ネット購入。できるだけ移動を少なくして同じシネコンで見られれば良いのですが、違うチェーンだったり単館上映のものもあるのでけっこうなパズルです。

0812magnificent まずは、『引爆點』の莊景燊(ジャン・ジンシェン)監督の新作『最乖巧的殺人犯』。
黄河(ホアン・ハー)のオタク青年がハマりすぎと多くの人が言いますが、演技面での成長ぶりが際立っています。
認知症の祖父の家を狙う父の弟が乗り込んで来て、VSシングルマザーのオタク青年の母という家庭内の軋轢に加え、ようやく親しくなれた憧れの彼女を失望させてしまうショックで、善悪の境目を行ったり来たりする内面を見事に表していたと思います。
王莉雯(ワン・ウェンリー)を中心としたしっかりした脚本が、この作品のおもしろさの大きな要因。
写真で彼が持っているのは劇中でキーとなるアニメのキャラクターで、このアニメは日本の作品という設定です。もともと監督はピカチューを使いたかったそうですが、版権がとれずやむなく自家製にしたとか。劇中のアニメ番組の主題歌まで作っているのですが、ところどころ日本語に残念な箇所があり、本当に惜しい。

0812deepevil 『緝魔』は「邪悪」というような意味だそうですが、全裸の首なし女性殺人事件から始まるサイコサスペンスです。
人間誰にも邪悪な部分がある…というのが製作サイドのメッセージともとれる内容で、ややはみ出し気味の敏腕刑事が莊凱勛(ジュアン・カイシュン)、邵雨薇(シャオ・ユーウェイ)が監察医という売れっ子コンビは、どちらもワケありという設定です。
莊凱勛はさすがの巧さでストーリーを引っ張り、邵雨薇も旬の女優だけに演技の幅がグングン広がっています。
複数の事件に関与し捜査線上に浮かんだ整形外科医を、最近頭角を表した傅孟柏(フー・モンボー)が演じていますが、彼の魅力があまりこの役では生かされていないような気がしました。というか、このキャラクターの書き込みが足りないので、映画全体がぼやけてしまっている感じがしました。
本作は盧豐淵(ルォ・フォンタン)監督のデビュー作で金馬奇幻影展(ファンタスティック映画祭)での評判が良く、すでに韓国、香港ほか東南アジアで買い付けられて公開されるそうです。

★リンクは有り難いのですが、写真や記事の転載は固くお断りします。

 

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