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2019/11/09

台湾映画『台湾、街かどの人形劇(原題:紅盒子)』楊力州(ヤン・リージョウ)監督来日!

1109yang 11月30日からユーロスペースほか全国順次公開になる台湾映画『台湾、街かどの人形劇』の楊力州(ヤン・リージョウ)監督が来日し、8日に行われた先行特別試写会で舞台挨拶を行いました。
本作は、侯孝賢(ホウ・シャオシェン)監督映画の常連俳優で布袋戯(ほていぎ)の巨匠・李天禄(リ・ティエンルー)の息子・陳錫煌(チェン・シーホワン)を10年に渡り記録したドキュメンタリー映画で、監督は10年の歳月をかけて完成させました。

0920honghezi 楊力州監督は「幼いころ、私は布袋戯を夢中で見ていました。でもいつからか見る機会が減ってしまいました。友人に紹介され陳錫煌さんの上演を見に行った時、陳錫煌さんの繊細な指の動きに感激し、ぜひこれは撮るべきだと強く思ったのです。」と、本作を撮るきっかけを語りました。
撮影をすすめる中で、「陳錫煌さんの一番弟子が布袋戯のかたわら、洗車のアルバイトをしているとしりました。彼は素晴らしい技術を持っていて、世界一の技術を持つ陳錫煌さんの一番弟子であるのにも関わらず、アルバイトをしている。彼の手は洗車をするためではない、布袋戯をするためにある。」と、伝統芸能を伝承し、生活していくことの難しさを感じたといいます。
しかし「陳錫煌さんのフランス人の女性の弟子は、フランスでフランス語の布袋戯を上演しており、いまは多くの弟子が世界各国で活躍しており、伝統を受け継いだうえで新しい布袋戯を作り出している。」と、陳錫煌さんが伝承の為に尽力している姿についても語りました。

本作は陳錫煌と父・李天禄の親子の物語でもあります。今回来日し取材を受ける中で、「本作を観たあと、しばらく会っていなかった父親に電話した、と話してくれた記者の方がいました。彼の声は震えていて、きっとこの映画を通して、父と子について考えてくれたのだと思う。本作を観てみなが家族について考えてくれればうれしい。」と語り、舞台挨拶は終了となりました。

また、各界の著名人からのコメントも続々と届いています。

■金井美恵子/作家
李天(リ・ティエン)禄(ルー)の戯れと夢に生きたドラマチックな人生とは異なり、息子の陳錫煌(チェン・シーホァン)は布袋戯(ほていぎ)の伝統の過酷さを生きる。指が肉体となり衣をまとって躍動する小さな世界の過激と美しさがフィルムに刻まれたのだ。

■一青妙/作家・女優
私が幼少時に暮らした台北で、布袋戯の上演を楽しみにいつも近所の廟に出かけた。ところが、いつの頃からか姿を消してしまった。その時の記憶が、スクリーンを通して一気に蘇った。まるで生きているように見える人形。陳錫煌の「双手」によって操られる精密極まりない動きには、台湾社会で長く伝承されてきた技術の凄さと美しさが凝縮されている。布袋劇の神とも称された父を乗り越えようとする彼の飽くなき探究心、布袋戯を愛する心、優しい笑顔は、見るものに大きな感動を呼び起こすだろう。

■中村孝男/人形劇団ひとみ座代表
布袋戯の緻密な表現技術は片手人形の最高峰であり、そこには人間を客観的に俯瞰で捉える人形劇の精神がある。陳錫煌老師の技、精神は世界に誇る宝。この貴重な記録映像はきっと次代への架け橋となるはずである。

■天野天街/少年王者舘代表
手が、指が、皺が、じかんに溶ける。
手や指や皺が灰になり微塵となっても、ソレは動きつづけるだろう。
陳錫煌は赤い小箱に自分を入れて歩いていた。

■虚淵玄(ニトロプラス)/Thunderbolt Fantasy Project原案・脚本・総監修
ここにあるのは布袋劇という芸能の原風景です。東離劍遊記のファンになってくださった方であれば、その背景となった伝統の厚みを、このドキュメンタリーから感じ取っていただけると思います。

なお、ユーロスペースにて初日来場者プレゼント&舞台挨拶も決定しました。
■ユーロスペース劇場トークイベント
11/30(土) 17:00回上映後 中村孝男/人形劇団ひとみ座代表
12/1(日) 14:20回上映後 山下一夫/慶應義塾大学理工学部准教授
12/7(土) 14:20回上映後 チャンチンホイ/布袋戲人形劇團 著微(チョビ) ※布袋戯実演あり
※イベント内容、登壇者は予告なく変更になる場合がございますので、ご了承ください。
■ユーロスペース初日初回プレゼント!※ご来場者の方に先着順、数量限定
マスコットのユニコーンが可愛いタピオカショップ“WooHooTea”
ご来場者の方に先着で特製ドリンクプレゼント!
Twitter @WooHooTea
Instagram:woohootea
東京都板橋区仲宿63-7 (板橋区役所前駅下車、仲宿商店街)

0920honghezi2 監修:侯孝賢(ホウ・シャオシェン)
監督:楊力州(ヤン・リージョウ)
出演:陳錫煌(チェン・シーホァン)
プロデュース:朱詩倩(チュー・シーチェン)、田欣樺(テェン・シンホァ)、黃丹琪(ホァン・ダンチー)
演出:朱詩鈺(チュー・シーユー)
発行/制作/配給:後場音像記録工作有限公司
映画配給会社:星泰国際娯楽股份有限公司
特別感謝:中華文化総会

後援:台北経済文化代表処台湾文化センター
協力:大阪アジアン映画祭 日本語字幕:青井哲人+亭菲(フェイ)
提供:太秦・マクザム
配給・宣伝:太秦

2018|台湾|カラー|DCP|5.1ch|99分
公式サイト:www.machikado2019.com

11月30日(土)よりユーロスペースほか全国順次公開!

※『台湾、街かどの人形劇(原題:紅盒子)』に関するこれまでの記事

2019/09/20
台湾のドキュメンタリー映画『台湾、街かどの人形劇(原題:紅盒子)』予告編&メインビジュアル & コメント解禁!
http://asian.cocolog-nifty.com/paradise/2019/09/post-3119b8.html

2019/07/26
楊力州(ヤン・リージョウ)監督のドキュメンタリー映画『紅盒子』が『台湾、街かどの人形劇』の邦題で11月日本公開決定!
http://asian.cocolog-nifty.com/paradise/2019/07/post-8379d0.html

★リンクは有り難いのですが、写真や記事の転載は固くお断りします。

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