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2020/01/18

幻の台湾映画『河豚 Blowfish』2月16日に待望の日本初上映!(2/14修正)

台湾での長編デビュー作『チョコレート・ラップ(原題:巧克力重擊)』が 2005 年の東京国際映画祭に入選して以来、長編第 2 作の『ビュ ーティフル・クレイジー(原題:亂青春)』、最新作の『盗命師』と、自作のほとんどが日本で上映されている李啟源(リー・チーユエン)監督。
美術作品のごとき映像センスと、散文詩のように語られる作劇術に魅了されたファンは我が国にも少なくないのですが、彼のフィルモグラフィ で唯一、日本で一度も正式上映されていない作品が存在します。
「李啟源の最高傑作」ともいわれるその作品『河豚 Blowfish』が、9 年の 歳月を経て、ついに2月16日(日) Space & Cafe ポレポレ坐日本初上映されることとなりました。

0118fugu2 抑圧され感情を出せなくなったエレベーターガール、孤独から言葉を失った少年野球コーチ、家出した妻、隣家に暮らす盲目の女性、そして彼らを導く 1 匹の河豚。
この 4 人と 1 匹で紡ぎ上げられる、濃密な生と性、愛と哀の物語を、李監督と共同で脚本に仕上げたのが、本作のヒロインでもある潘之敏(ヴィッキー・パン・ズーミン)。
台湾の名門・國立清華大學を卒業後、國立臺北藝術大學の映画学科 で演技と脚本を学んだ彼女。その指導教授が李監督であり、潘之敏の潜在能力を見出した彼は、当時はまだ一介の学生に過ぎなかっ た彼女を『河豚 Blowfish』のヒロインに抜擢したのです。
はたして、その憂いを帯びた眼差し、悦楽に上気する肌、しなやかに舞う肢体、全身全霊を傾けた潘之敏の演技は好評を博し、以降、メジャー作品からインディーズまで、映画にテレビドラマ、舞台へと、彼女は 女優としての活躍の場を広げていきます。
2018 年の台湾映画興行を席巻した大ヒット伝奇ホラー『粽邪』、日本でも放送された『深夜食堂 中国版』、そして、今関あきよし監督最新長編『恋恋豆花』で日本映画に初出演...まだ見ぬ台湾の至宝が、ついに日本に登場するその瞬間を、是非ともご体感下さい。

0118fugu3 潘之敏の相手役、寡黙な少年野球コーチを演じたのは、台湾の映画・テレビ各賞を総ナメにし、いまや「台湾映画/テレビドラマ業界で出演オファーの絶えない」男=呉慷仁(ウー・カンレン)。
『リング』シリーズの一瀬隆重プロデューサーによる台湾習俗ホラー『屍憶 - SHIOKU-』や、連続テレビドラマ『秋のコンチェルト(原題:下一站,幸福)』、『華麗なるスパイス(原題:極品絶配)』、現在オンエア/配信中の『悪との距離(原題:我們與惡的距離)』といった作品で、日本での知名度も高い彼もまた、李監督の下で「映画作品でのメソッド演 技」を学んだ人物であり、『河豚 Blowfish』では李監督門下生同士ならではの、極上の競演が堪能できます。

他に、呉慷仁の妻役を演じたのは、『ビューティフル・クレイジー』での輝くような美少女の面影はそのままに、大人の女の悲哀を存在感たっぷりに演じきった姚安琪(エンジェル・ヤオ)。
隣家の盲目の女性を演じたのは、蔡明亮(ツァイ・ミンリャン)映画の常連から、気がつけ ば台湾映画界を代表するバイプレイヤーとなっていた陸弈靜(ルー・イーチン)と、『河豚 Blowfish』は「演技巧者しか出演していない」奇跡の映画でもあるのです。

【上映会タイトル】
Neo Keio Hi. Film Produce(ごぶさた)Extra
幻の台湾映画『河豚』が東中野で上映されるらしい。呉慷仁(ウー・カンレン)も出てるよ。(仮)

【日時】2020 年 2 月 16 日(日) 18:00 開場/18:30 開映
※上映終了後にトークイベントあり
全席自由/一部予約席がございます。
予約ご希望の方はneokeio1986@gmail.comまで、メールでお名前と人数をお知らせください
(予定数に達しましたら予約は締め切らせていただきます)。

【会場】
Space & Cafe ポレポレ坐(中野区東中野 4-4-1 ポレポレ坐ビル 1F) ※映画館・ポレポレ東中野の入っているビル1F

【入場料金】
無料(要カフェメニュー1 品以上オーダー 500 円~)

【イベント出演者】
潘之敏(『河豚 Blowfish』ヒロイン)/江口洋子(台湾映画コーディネーター)/今関あきよし(『恋恋豆花』監督)/
島本和人(流浪の国際派俳優) 他

0118fugu4 <ストーリー>
舞台は現代の台湾。都会で暮らす孤独な女性と、東部の田舎で暮らす孤独な青年の、愛と喪失、そして再生の物語。 都会でエレベーターガールをしている女性は、自分を裏切った恋人が飼っている河豚を無断でネットオークションに出品し、それを落札 者に届けるため、ひとり東部の田舎へと向かう。落札者は、少年野球のコーチをしている青年。言葉を交わさずとも、互いの心の傷を 感じ合い、その傷口を埋めるように激しく身体を求めあうふたり。女性はそのまま青年の家に居続け、ふたりの心はゆっくりと溶けあっ ていく。そんなある日、家出をしていた青年の妻が戻って来る。そして、3 人による微妙な関係の生活が始まるのだが...。

<李啟源監督:コメント>
映画制作は果樹の成長と似ている。9 年前、果実を実らせた『河豚 Blowfish』という樹があった。数年 後、風に吹かれて飛んでいったこの樹の種子は、いま日本にたどり着いたようだ。私が心から愛するこの樹が、日本の地で枝葉を広げていくことを願ってやまない。

<潘之敏:コメント>
『河豚 Blowfish』は私の最初の長編映画で、いまから 9 年前の作品です。そのリズムは緩やかで、静謐で、 そして寂しいです。当時、残念ながら日本での公開は叶いませんでしたが、いま新たに上映の機会に恵まれました。感謝と感動 で胸がいっぱいです。この映画をご覧いただいた後、皆さんの孤独な心が少しでも癒されますよう。

<今関あきよし監督:コメント>
この『河豚 Blowfish』という映画はどんな作品にも似ていない圧倒的なオリジナリティーに溢れて いる。水槽の中で一生を終えようとする生命(河豚)を手に、家(水槽)を出る女性の不思議な旅。そんな物語を超えてスクリーンの 中で、強く印象に残る女優“之敏”の存在感に圧倒される。とてもナチュラルな存在なのに、何故か強く印象付けられる女優。僕 の新作映画『恋恋豆花』でキャスティングした理由はそこにある。自然体ながら女優としての存在感の強さがどうしても欲しかった からだ。

■主催:Neo Keio Hi. Film
■共催:快活映畫股份有限公司
■お問い合わせ/予約:neokeio1986@gmail.com(担当・杉山)

※これまでの『河豚』に関する記事と音声Podcast

2011/08/08
Podcast 李啟源(リー・チーユエン)監督インタビュー後編
http://asianparadise.sblo.jp/article/47234179.html

2011/08/01
Podcast 李啟源(リー・チーユエン)監督インタビュー前編
http://asianparadise.sblo.jp/article/47075057.html

2011/07/28
李啟源(リー・チーユエン)監督インタビュー
http://asian.cocolog-nifty.com/paradise/2011/07/post-88de.html

2011/07/25
吳慷仁(ウー・カンレン)インタビュー
http://asian.cocolog-nifty.com/paradise/2011/07/podcast-6002.html

2011/07/25
Podcast 吳慷仁(ウー・カンレン)インタビュー
http://asianparadise.sblo.jp/article/46951841.html

★リンクは有り難いのですが、写真や記事の転載は固くお断りします。

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